鬼滅の刃の最終話で登場する炭治郎の子孫『炭彦(すみひこ)』。
パルクールで見せた身体能力の高さから、
「鬼舞辻無惨の血や細胞を受け継いでいる」
「縁壱さんの生まれ変わり」
という見方が有力視されているようです。
公式では明言されていない部分ですが、いろんな考察ができる炭彦の存在。
そこでこの記事でも炭治郎の子孫『炭彦』と無惨や縁壱さんの関係について書いていきます!
※最終話までの話を書いていますので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。
【鬼滅の刃】炭彦は無残と縁壱のハイブリッド転生者?
炭治郎を超える身体能力を見せた炭彦をみたファンの間では、
「無惨の血を受け継いでいる」「最強の剣士・縁壱さんの生まれ変わり?」なんてよく言われているようです。
また、「炭”彦”」という名前が、無惨の擬態の1つ「月”彦”」と似ているため、
「鬼の無惨と日の呼吸の剣士・縁壱さんをかけ合わせたハイブリッド転生者では?」
という考察もチラホラ見かけるようになりました。
確かに面白いし夢がある考察ですが、
今回はあえて「炭彦が無惨の血を受け継いでいる可能性はかなり低い」という視点で考えてみました。
公式でも明言されていないことなので決めつけはできませんが、
「炭彦は竈門家やカナヲの血を色濃く受け継いでいる」と個人的には思っています。
その理由は以下の通り。
- 鬼舞辻無惨の血や細胞は消滅している
- 炭彦の性格が穏やかで優しそう
- 寝るのは”すやこ”の遺伝子
- パルクール能力は日の呼吸とカナヲの身体能力
- 炭治郎と縁壱のハイブリッド転生者で生まれ変わり?
ではこれらの理由についてもう少し深堀りしていきます。
鬼舞辻無惨の血や細胞は消滅している
まず言えるのが、
「鬼の始祖・鬼舞辻無惨の血や細胞は最終決戦で消滅している」可能性が非常に高いということ。
炭治郎が鬼化したときに復活した体の一部が機能していないという描写がありましたが、
鬼として復活した部分が機能しないのは、鬼の血や細胞が全て薬で分解されたことを意味しているように感じます。
「無惨が消滅したら鬼が全て消えるのでは?」とお館様が言っていましたが、
鬼の細胞で復活した部分が機能しないという描写をみると、まさにその通りと言えます。
ただ、「禰豆子も手毬鬼や上弦の陸・堕姫との戦闘で再生していたよね?」
という疑問も出てきますよね。
それに関しては、炭治郎の場合は「鬼の血の量が多く濃かったこと」で、
再生部分も鬼の血の細胞が多くて機能しなくなったと考えると割としっくりきます。
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炭彦の性格が穏やかで優しそう
鬼の始祖・鬼舞辻無惨と言えば「癇癪(かんしゃく)のスペシャリスト」。
自身を救おうとする「善良な医者」をぶった斬ったり、
下弦の鬼を通称”パワハラ会議”で全滅させたりと、控えめに言ってもイカれた危険人物です。
そのイカれ具合は、妻子ともに自爆してしまったお館様に匹敵するといっても良いほど。
しかし一方の炭彦は表情からして見るからに優しそうですよね。
そんな彼に癇癪持ちの無惨の血が入っているとはどうしても思えません。
炭彦の祖先・炭治郎は「泣きそうなくらい優しい」と善逸に思われていたように、
その優しさからしてやはり炭治郎の生まれ変わりや転生者の可能性が高そう。
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寝汚い(ねぎたない)のは”すやこ”の遺伝子
炭彦は兄弟のカナタに「寝汚い(いぎたない)と言われ、無惨も珠世様に「生き汚い(いきぎたない)」と言われていました。
寝汚いは「いつまでも眠りを貪るさま」を意味し、
生き汚いはググっても情報が少ないのですが「生きることを貪る」といったところでしょうか。
・寝汚い→「いつまでも眠りを貪るさま」
・生き汚い→「生きることを貪る」
どちらも「睡眠や生への執着」を表していることから、
「炭彦=無惨の転生者説」に繋がっているようです。
また「朝に弱い=太陽に弱い鬼の血の影響では?」という考察も巷ではされているとのこと。
しかしこの寝汚いというか「寝る素質」というのは、祖先の”すやこさん”の遺伝子。
これに限っては、単行本の13巻の扉絵で公式で書かれていることです。
他にもすやこさんが寝ている描写があることから、
「寝汚い=無惨の血」という説は完全に的外れの可能性が高そう。
すやこさんの睡眠の遺伝子は、鬼の禰豆子が眠りで傷を回復していたことにも繋がりそうですよね!
そしてその事実からも、炭彦が竈門家の遺伝子を色濃く受け継いでることが分かります。
パルクールはカナヲの身体能力と日の呼吸
炭彦の高いパルクール能力も無惨の遺伝子と言われていますよね。
しかしこれは、完全に炭治郎と結婚したと思われるカナヲの身体能力の表れと言えそう。
というのも、
カナヲは猗窩座をも上回る上弦の弐・童磨に「バネみたいな体幹」と言わしめるほどの高い身体能力の持ち主。
公式ファンブックにも「類稀なる身体能力」と書かれるほどなので、
無惨というよりはカナヲの遺伝子や血を受け継いでいる可能性は高いです。
また「竈門家が日の呼吸を受け継ぐ」という約束を縁壱さんと交わしていることから、
子孫の炭彦やカナタが、日の呼吸を使って身体能力を上げれる可能性も高いです。
そのことも踏まえると、”炭彦のパルクール姿には日の呼吸の描写が表れている”のかもしれません。
ただ、作中では炭彦はパルクール中に息切れしていた描写がありました。
縁壱さんや炭十郎のように、まだ完璧には日の呼吸を使いこなせていない段階なのかもしれませんね。
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炭治郎と縁壱のハイブリッド転生者で生まれ変わり?
仮に炭彦が誰かの転生者だとすれば、
「異常な身体能力」
「日の呼吸が使える可能性」
という点を踏まえると、無惨よりも縁壱さんの生まれ変わりの可能性が高そう。
”寝るのが好き”などの特徴も踏まえると、「炭彦=竈門炭治郎と縁壱さんのハイブリッド転生者」なのかもしれませんね。
ちなみに縁壱さんの過去描写にはよく炎柱・煉獄家の剣士が出てきており、仲が割と良かった可能性があります。
現代編のラストも煉獄家の子孫と一緒にいますが、
皆時代を超えて転生しているという描写をワニ先生が伝えているのだとしたら面白いですね^^
2020年12月5日追記・・・
鬼滅の刃の最終巻23巻に「縁壱さんの生まれ変わりらしき人物」が加筆されていましたね!
仮に縁壱さんの転生者だとすると、
炭彦は竈門家の純粋な子孫で、生まれ変わりだとしても炭治郎の可能性が高そうです。
縁壱さんの生まれ変わりを描くなんて、ワニ先生も粋なことしてくれますw
奥さんは”うた”の生まれ変わりだったら素敵ですね^^
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【鬼滅の刃】炭彦と月彦(無惨)の名前の意味や関係性
炭彦が無惨の血や細胞を受け継いでいたり、転生者ではない理由は上に書いたとおりです。
がしかし、
「炭彦と月彦の名前が似ているじゃん!それはどう説明するの?」
と思っている人も多いですよね。
月彦は無惨の擬態の1つの名前ですが、確かにこれに名前を近づけるのは意図がありそう。
ということで、炭彦と月彦(無惨)の名前の意味や関係性についても調べてみました!
炭彦の名前には『日の子(ひこ)』の意味がある?太陽神の末裔?
炭彦と月彦の名前に使われている”彦(ヒコ)”という字ですが、
面白いことに「彦=”日の子(ひこ)の意”」という興味深い解釈もあるようです。
ひ‐こ【×彦】 の解説
《「日子」の意》男子の美称。多く、男子の名前につけて用いる。「天稚 (あめわか) 彦」「海幸彦」⇔姫。
引用:goo辞書様
この解釈の裏付けにと調べたら、
同じ神様でも「彦」や「日子」など使い分けられていることも多いのだとか。
例:アメノワカヒコ
漢字・読み | 天若日子神 |
別名 | 天稚彦神 |
(※女性の神様には「日の女(ひめ)」という字が使われるらしい)
更には「日の子=太陽神の末裔を意味する」という説もあるようで、これが炭彦の名前の由来や意味を表している可能性は高そう。
古事記などに記されている日本の太陽神といえば「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が有名ですが、
その子供には確かに「天津日子根命」「活津日子根命」といった神様が存在していますので、割としっくりくる点も多いです。
新上弦の肆・鳴女(なきめ)の名前などもそうですが、
古事記や日本書紀に関連性を持たせるワニ先生の思考が見え隠れしているようにも感じますよね。
人の理(ことわり)を超えた縁壱さんを太陽神とするならば、
「その意思を受け継ぐ竈門家=太陽神の末裔」といった解釈を、竈門家では代々しているのかもしれません。
その他にも、太陽神の末裔以外にも”彦”という漢字単体でも「優れている」という意味があるようですが、まさに炭彦にピッタリ。
ちなみになんですが、「彦」という漢字は元々「彥」と書かれていたようで、
・「文」は「入れ墨を書き加える」
・「厂」は「おでこを横から見た形」
・「彡」は「美しい様子」
という成り立ちで、「おでこに美しい模様を描いている様子」を表しているとのこと。
おでこの模様と言えば縁壱さんや炭治郎の痣を連想しますが、ここらへんも炭彦の名付けの由来になっているのかもしれません。
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無惨の『月彦(つきひこ)』は太陽への憧れや皮肉?
炭彦という名前は無惨の月彦との関係性というよりも、
日の呼吸と関係を持たせて名付けられているように感じます。
「じゃあ無惨の擬態の月彦はなに?」って感じですよね。
あくまで想像ですが、炭彦の「彦」の意味を含めて考えると、
無惨の太陽への強い憧れが「月”彦”」いう擬態の名前に反映されたのではないでしょうか?
また、無惨自身が天敵の縁壱さんを「太陽神・天照大神」と見立て、自身は「月の神」としての意味合いを込めていたとも考えられます。
現に日本書紀では、
「天照大神と月の神「月読尊(ツクヨミ)」は喧嘩別れをしていた」とのこと。
まるで縁壱さんと無惨のようですよね。
「神や仏を信じない」と言っていた無惨ですが、心のどこかで神への皮肉も込めていたのかもしれません。
ちなみに、新上弦の肆と古事記に登場している「鳴女(なきめ)」という鳥は同じ名前なんですよね。
十二鬼月の名前は無惨様がつけたとファンブックでも書かれていますが、
もしかして無惨は日本神話には「詳しい、または好き」という設置なのかもしれません。
「上弦の鬼の名前は無惨が皮肉ってつけた」なんてよく言われていますが、
無惨は自分自身の偽名も皮肉っていた可能性はありそうです。
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【鬼滅の刃】炭治郎の子孫・炭彦と鬼舞辻無惨や縁壱との関係まとめ
炭治郎の子孫・炭彦は、
・「鬼舞辻無惨の血や細胞を受け継いでいる」
・「縁壱さんや無惨の生まれ変わり」
なんて意見が非常に多いですが、以下の点から考えても可能性は低そう。
- 鬼舞辻無惨の血や細胞は消滅している
- 炭彦の性格が穏やかで優しそう
- 寝るのは”すやこ”の遺伝子
- パルクール能力は日の呼吸とカナヲの身体能力
- 炭治郎と縁壱のハイブリッド転生者で生まれ変わり?
性格や日の呼吸の使い手っぽい描写を見ると、無惨というよりも縁壱さんとカブる部分が多い気がします。
もしかしたら、炭治郎や縁壱さんのハイブリッド転生者の可能性もあるのかもしれません。
「炭彦と月彦」といった名前の関係性も公式では明言されていませんが、
「炭彦は太陽神の末裔」
「無惨は太陽への憧れや自身への皮肉」
という意味合いがあるのかもしれませんね!
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