鬼滅の刃に登場する宇髄天元(うずいてんげん)は、鬼殺隊で最も位の高い「柱」の1人。
最強の階級なので実力はあるのは当然ですが、
という評価がファンの間ではされています。
なぜ音柱の宇髄天元は、「柱の中で1番弱い」といわれるようになったのでしょうか?
ということで今回は、音柱・宇髄天元が柱の中で最弱といわれる理由について書いていきます!
※単行本ベースで書いていますので、アニメ派の人はネタバレ等に注意してください。
【鬼滅の刃】音柱・宇髄天元の強さは柱で最弱?弱いと言われる理由
冒頭でもお伝えしたように、「宇髄天元は9人いる柱の中でも弱い」といわれています。
外見だけでいえば筋骨隆々でかなり強そうですが、ネット上の反応では「柱の中で最弱」と認識している読者が多いようですね。
前にオタク友達と鬼滅の話題になったとき、なぜか宇髄天元が柱の中でも弱い方という結論になってモヤってたんだよな…笑
— ぶれジョニ (@bladebreakJohn) December 27, 2020
鬼滅遊郭編とな
そんなに読み込んでないけど1周読んだ感想としては音柱は柱の中で最弱のイメージ— シャチキス (@jeraldeeena) February 16, 2021
ゆーて、音柱は柱で最弱が確定してるからのう。
みんなが物語を知っている上だと遊郭編は盛り上がりにくいんじゃねーかなー
— kaikei (カイケイ) (@CmKaikei) February 14, 2021
最弱という評価がされるようになった理由を調べてみたら、主に以下の3つが挙げられていました。
・弱いことを自覚したセリフ
・他の柱の強すぎる描写
上記について、さらに深堀りしてみていきます。
遊郭編で上弦の陸に苦戦した
宇髄天元は上弦の陸との戦いで、片目と片腕を失いました。
「見事上弦の鬼を倒した!」といっても、上弦の陸に苦戦したことは否めません。
上弦の陸は”位的には”1番下っ端になりますが(上弦の中で)、その鬼に苦戦したことが宇髄天元の評価を落としているようです。
しかも、戦闘後の伊黒さんの、
「お前程度でもいないよりはマシ」
というセリフも相まって、「上弦の陸に苦戦した=宇髄天元って弱いよね」という構図が出来上がってしまったようですね。
ただ、上弦で1番下の位といえど、妓夫太郎と堕姫のコンビはかなりの強さ。
とくに妓夫太郎は、あの無惨も一定の評価をしているほどの実力者です。
正直どの柱が戦っても苦戦は必至だったようにも感じますよね。
ちなみに、公式ファンブック2巻によると「位が高い=強い」ではないらしいです。
下弦の伍・累なんかも、”下弦のトップに近い強さ”持っていたとのこと。
それを踏まえると、位だけでは本当の強さは判断できませんね。
弱いことを自覚したセリフ
作中での宇髄天元は、「自分の弱さを自覚したセリフ」を割といっています。
- 俺は煉獄のようにはできねぇ
- 俺に才能があるように見えるか?
- 俺の手の平からどれだけの命がこぼれたと思ってんだ
といった感じのセリフですね。(単行本10巻)
でも音柱自分が弱いのちゃんと自覚してるから好感持てるよ
— 全身全霊の暇人 (@unknown2521) September 7, 2020
所帯持ちの音柱が本当にまともに見えるし弱いって自覚してたのもわかる
— 現人神 (@Larco373) March 16, 2020
弱さを自覚しているというよりも、「自分の力を過信していない」という表現のほうが合っているかもしれません。
「自分の弱さを自覚することでさらに修行し強くなれる」ということを、彼は思考に深く刻んでいるように感じます。
「無知の知※」といった感じでしょうか。
(※自分が無知なことを自覚していること)
とはいえ、これらの発言が「宇髄天元=柱の中で弱い」という評価に繋がっています。
他の柱の強すぎる描写
「他の柱が強すぎる描写が多い」ということも、彼の評価の低さに繋がっています。
宇髄天元、自分でも現行の柱の中では弱い方って認識してるけど上弦の陸から今までの奴とは違うって評されてるし現代の柱が強すぎる節があるよね
— 一角川獺 (@shimamuraizer) August 29, 2018
例えば、
・上弦の伍・玉壺の頸を単騎で斬った時透無一郎
・上弦の肆・半天狗を1人で長時間足止めした甘露寺蜜璃
などなど、上弦の鬼に対して単独で強さをみせつけた柱は多いです。
”上弦の陸よりも上位の鬼”に対して、単独で活躍している描写をみせられると、「他の柱>宇髄天元」というイメージがどうしても頭をよぎります。
ただ、さきほども触れたとおり、十二鬼月の位と強さはイコールの関係ではありません。
猗窩座はさておき、「玉壺や半天狗よりも妓夫太郎のほうが強敵だった」ということも全然ありえます。
【鬼滅の刃】音柱・宇髄天元は本当は強い?
前述したことだけを踏まえると、たしかに「宇髄天元=弱い」というイメージが大きくなります。
しかし、それだけで「宇髄天元は柱の中で最弱」としていいのでしょうか?
”マイナス面”に目が行きがちですが、今度は彼の強いと感じられる描写にフォーカスしてみました。
実は彼、かなり強いんです!
スピードは柱の中で最速
まず目を向けたいのが、天元さんは柱でもっとも速い存在ということ。
公式ファンブック2巻で、「宇髄天元の移動速度は柱の中で最速」と明らかになりました。
「スピードが1番速い=強い」とはなりませんが、移動速度は戦闘でかなり優位に働きそう。
この最速の足があれば、仮に柱同士で戦った場合にも「最弱」といわれる結果にはなりづらいのではないでしょうか?
岩柱に次ぐフィジカルの強さと筋肉量
宇髄天元は背が高く筋骨隆々で、岩柱に次ぐフィジカルの強さや筋肉量を持っています。
ワニ先生公認の「柱の腕相撲ランキング」でも、余裕で上位にランクイン。
単純な腕力の強さでいえば「柱の中でも上位」ということが確認できますよね。
出典:鬼滅の刃 コミックス11巻より
・柱中最速のスピード
上記を踏まえると、やはり柱中最弱というのはかなり考えづらいですね。
そのほかに「武器の扱い」や「戦略の組み立て」もできるのですから、弱いと断定するほうが難しそうです。
しかし「筋肉オバケが音もなく近寄ってくる」って恐怖でしかありませんねw
猛毒への耐性がある
もともと忍一族だった宇髄さんには毒への耐性があります。
(※忍者は小さい頃から微量の毒を飲まされつづけ、毒の耐性をつけるとの噂話がネット上にありました)
宇髄さん自身も、
といったセリフをいっていましたよね。(単行本10巻)
上弦の陸・妓夫太郎と戦ったとき、猛毒の攻撃を喰らいながらも勝利できたのは宇髄さんの毒耐性のおかげ。
勝利の足掛かりになった毒への耐性は、間違いなく彼の強さの1つといえます。
ちなみに、伊之助曰(いわ)く、妓夫太郎の猛毒の強さは「かすったら終了」レベルとのこと。
そんな猛毒を宇髄さん以外の柱が喰らっていたら、上弦の陸を倒すまでの時間を戦い切ることすら不可能でしょうね。
堕姫の瞬殺シーンと妓夫太郎のセリフ
堕姫は過去には単独で柱を7人も倒しています。
・妓夫太郎⇨15人の柱を撃破
妓夫太郎との強さには大きな開きがあるようですが、それでも歴代の柱を倒せるほどの実力者。
宇髄さんは、そんな堕姫の頸を一瞬で斬っていました。
出典:鬼滅の刃 コミックス10巻より
この描写を踏まえると、宇髄さんは歴代の柱たちと比べても強いことがわかりますよね。
さらに、堕姫よりも多くの柱を葬った妓夫太郎のセリフからも、宇髄天元の強さが垣間見れます。
妓夫太郎は、
- 「今まで葬った柱たちと違う」
- 「特別な才能がある」
なんてセリフをいっていました。
宇髄さんの毒耐性へのセリフにも受け取れますが、その能力を含め「妓夫太郎の戦った柱の中で最強」ということがわかります。
現在の柱たちがそもそも強いということもありますが、宇髄さんも歴代の柱以上の実力を持っている証明になるシーンですね。
柱の中では中堅クラスの強さ?
上記のように、宇髄天元の能力を踏まえると、「柱の中で最弱」ということは考えづらいですよね。
「では現在の柱の中で宇髄天元はどれほどの強さの順番になるの?」というのが気になるところ。
遊郭編までの強さ比較になりますが、
・忍時代からの戦闘経験
・猛毒への耐性能力
などを考慮すると、現在の柱の中でも中堅クラスの実力はありそう。
とくに鬼滅の刃では「戦闘経験」や「フィジカル面」などが重要視されている傾向があります。
その面で優れている宇髄さんが柱で最弱という可能性は限りなく低いのではないでしょうか?
ちなみに当ブログで、強さを上位~下位に並べるとすればこんな感じでしょうか。
(※遊郭編時点での強さ)
岩>風≒炎>水=蛇=音=霞>恋=蟲
もちろん柱同士が戦ったわけではないで、あくまでも予想の並びになります。
おそらくですが、強さのポテンシャルだけでいえば、宇髄さんは時透無一郎や甘露寺さんには敵いません。
しかしながら、
「基礎能力の高さ」
を加味すると、やはり柱でも中位クラスの強さはありそうです。
【鬼滅の刃】音柱・宇髄天元の強さと弱いと言われる理由まとめ
音柱・宇髄天元は「柱の中で最弱」といわれることが多いです。
弱いといわれる理由は「上弦の陸に苦戦した」ということが大きいようですね。
しかし「位の高さ=強さ」ではないようなので、安易には判断できません。
宇髄さんの「フィジカル」や「豊富な戦闘経験」などを加味すると、むしろ弱いと判断するほうが難しそうです。
もちろん上位の強さではありませんが、最低でも中位の強さはあったのではないでしょうか?
そもそも上弦の鬼は柱の2~3人分の強さ。
遊郭編で戦ったのが音柱でなくても、苦戦や体の欠損はまぬがれなかったはず。
むしろ、体格やスピード面で優れていて、猛毒に耐性があった音柱だからこそ、妓夫太郎と堕姫のコンビに勝てたように感じます。
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コメント
岩>風≒炎>水=蛇=音=霞>恋=蟲
に少しばかり異論あり。
岩>風≒水>炎≧蛇=霞>恋≧音≧蟲でしょう。
速さとか腕相撲とか、そういうひとつひとつのもの=戦闘が強い、というのは違います。
炎に関しては上位には間違いないとは思うけど映画での盛り方が大きいだけです。
たかしさんコメントありがとうございます^^
>岩>風≒炎>水=蛇=音=霞>恋=蟲
>に少しばかり異論あり。
>岩>風≒水>炎≧蛇=霞>恋≧音≧蟲でしょう。
柱の強さについては順位付けが難しいですよね~。
順位付けする人が10人いたら、全員意見が分かれそうですw(おそらく正解はない)
当ブログの順位付けに関しては、以下の記事でまとめていました。
https://omoidouri.com/kimetu-hashira-saikyo-4609
「なぜこの順位なのか」という理由も書いています。
お時間があるときにでも、ぜひ覗いてみてください^^
無知の知の使い方まちがっています。
上弦の位ってだいぶしっかりしてるんですよね
匿名さんコメントありがとうございます^^
上弦の鬼はみな強いし頭もいいですね~
とくに妓夫太郎には判断能力が凄まじいので、かなり手強い相手だったように感じますね!
気づいていないのか、お忘れなのか判断しかねますが、宇髄さんは戦闘中に炭治郎を3回(日輪刀を持ちながら襟首を掴んで後方へ投げる、蹴りで後方へすっ飛ばす、炭治郎と妓夫太郎の間に入って攻撃を止める)庇っています。更に屋根の上で「竈門炭治郎、お前に感謝する!」と言いながら妓夫太郎の背後から頸を狙った時もカウントに入るなら4回。
しかも3回目は隻眼隻腕の状態です。妓夫太郎も「コイツ腕一本しかねえんだぞ。ありえねえだろうがあ!」と言ってますし。
それに宇髄さんは庇うだけではなく「竈門、踏ん張れ!」や「飛べ!!」といった指示も出しています。
煉獄さんは戦闘に集中できたけど、炭治郎たちは下から4番目の階級で柱からしたらまだまだ下っ端。しかもこの時の彼らは経験も浅い。そういう者との共闘は単独で闘うよりも労力を要すると思います。こういう点に触れずに最弱だと言っているのを見るとモヤモヤします。
こことは関係ないのですが、考察本をだされている方が「煉獄さんは200人の乗客を一人で守った」と書かれていて驚きました。
善逸と禰豆子で3両の乗客を守っているのですけれど?と、モヤモヤしました。便乗だから仕方ないのでしょうかね。
ひょうりんさんコメントありがとうございます^^
たしかにかまぼこ隊を守りつつ戦った宇髄さんはすごいですよね~
一方で逆に守られたり、大事な人を救出されたりもしているので、全員で勝ちとった勝利であることは間違いありません
煉獄さんの話は意見が分かれそうですね~
要客を守ったことは、無限列車の横転を軽減させたことも踏まえてなのでしょう
煉獄さん以外の柱だった場合、あのときに全員の命を守れた柱は少ない気もしますよね~
うんうん
だよね
作者が譜面が完成した状態だと宇髄天元は柱1番の実力者であると公言してますが、
それを踏まえてどう思いますか?
おぉ、そんな公式発言があったんですか!?
めっちゃ初耳です。
よかったら、その資料どこで見れるか教えてもらえますか?
いろんな記事を書き直す情報源になりそうです。