竈門炭治郎が家族で住んでいた竈門家は雲取山(くもとりやま)の中にあります。
人の往来が少ない山の中にある竈門家ですが、鬼舞辻無惨はみずから出向いて襲撃していたようです。
なぜ鬼舞辻無惨がわざわざ足を運んでまで竈門家族を襲撃したのでしょうか?
この記事では竈門家がなぜ無惨に襲われたかについて書いていきます!
※この記事は原作漫画をベースにして書いていますので、アニメ派の人はネタバレ等に注意してください。
【鬼滅の刃】竈門家(かまどけ)はなぜ襲われた?
出典:鬼滅の刃 コミックス22巻より
冒頭でも書いたとおり、炭治郎が家族で住んでいた竈門家は雲取山の中にあります。
雪も積もっており、道もそこまで整っていないような山道を登らないといけません。
そんな過酷な道を登り下りするのは、竈門家の人物かよほどの物好きくらいでしょうか。
しかしそんな雪深い山の中を鬼舞辻無惨は自ら登り、炭治郎が留守のあいだに竈門家を襲撃しています。
「あの無惨がなぜわざわざ山奥に…?」と多くの人が思ったはず。
実は「竈門家がなぜ襲われたか」については公式でもはっきり明言はされていません。
しかし巷では以下のものが理由になっているのでは?といわれています。
・禰豆子を鬼にしたかったから?
・食事をしたかったから?
上記のものは「襲撃理由」としてネット上では割と多くみかけます。
しかし作中の描写を改めて見返すと、これらは無惨が竈門家を襲撃した理由とは違うようです。
ではなぜ違うのか、それぞれの理由を簡単に見ていきましょう。
「竈門家が日の呼吸を継承していたから?」について
無惨はそもそも「日の呼吸を黒死牟と共に根絶やしにした」と思い込んでいました。
出典:鬼滅の刃 コミックス20巻より
それを踏まえると、「竈門家が日の呼吸を継承している」なんて微塵も考えていなかったはずです。
さらに浅草編では”炭治郎の耳飾り”の存在にかなり驚いていましたよね?
無惨のビビった描写をみるに、日の呼吸が受け継がれていること自体予想外だった可能性が高そう。
作中の描写を改めてみると、竈門家を襲撃したときの無惨には「日の呼吸が継承されている」という意識はほぼなさそうです。
「禰豆子を鬼にしたかったから?」について
「鬼舞辻無惨は禰豆子を鬼にしたくて竈門家を襲撃したのでは?」
上記のものもよくネット上でみかけるものですよね。
ただ襲撃時の無惨のセリフをみると、禰豆子だけではなく「竈門家族全員を対象にしている」のが分かります。
出典:鬼滅の刃 コミックス22巻より
さらに無惨は「鬼の血に順応できずに息絶えた」と思って竈門家を立ち去っています。
原作での無惨の言動を改めてみても、「禰豆子をどうしても鬼にしたい」という執着心は感じられません。
「食事をしたかったから?」について
「無惨は食事をしたくて竈門家を襲ったのでは?」とも思えますよね。
しかし、竈門家襲撃時の描写などをみると、食事をしているようにはどうしても見えません。
出典:鬼滅の刃 コミックス22巻より
そもそも「人の住んでいるかどうかも分からない山奥」に食事をしにくることも考えづらいですよね。
とくに無惨クラスの鬼となれば食事はすぐに手に入りそうです。
「小腹が空いたから喰った」ということもあったかもしれませんが、竈門家を襲撃した理由にはちょっと弱いです。
ん~、では無惨は一体どんな理由があって竈門家を襲撃したのでしょうか?
【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨が炭治郎の家族を襲撃した理由を考察!
繰り返しになりますが、鬼舞辻無惨の竈門家襲撃事件の理由についてははっきりと明かされていません。
改めて考えてみたところ、以下の理由が可能性としてありそうな気がしました。
・青い彼岸花を自ら探すため?
・太陽(日光)を克服する鬼や上弦の鬼をつくるために襲った?
ということで、ここからは無惨が竈門家を襲った理由を考察していきます。
襲ったのは偶然?理由はとくにない?
上でも書いたとおり、
「日の呼吸撲滅運動」
「禰豆子のスカウト」
「つまみ食い(食事)」
という目的で炭治郎の家族を襲った可能性は低いです。
となると、竈門家を襲撃したのは高い確率で「偶然」ということもありえます。
襲った理由も「そこに家があったから」という単純なものだった可能性が高そう。
無惨は日の呼吸とか関係なく本当にたまたま竈門家を襲撃したって事でええのかな?
— ショウ (@gokujo9172) March 2, 2020
無惨の竈門家襲撃の詳細が明らかになったけど日の呼吸を根絶やしにするため自ら来たとかそんな高度な目的じゃなかった…#鬼滅の刃 #wj14
— 永遠の彼方 (@maruku314) March 2, 2020
・家族を襲った際のセリフ
などを踏まえても、竈門家を狙い撃ちにしていることはやはり考えづらいです。
「竈門家襲撃が偶然」ということなら、そもそも他の理由があって山を登ってきたことになりますよね?
無惨はなんのために雲取山の山奥まで登ってきたのでしょうか?
青い彼岸花を探すため?
無惨が雲取山まで来た理由として1番有力なのが、「青い彼岸花の捜索」です。
公式で明言しているわけではないのであくまで推測の話ですが、無惨がわざわざ山奥にいる理由としてはもっとも考えられるものではないでしょうか。
何で無惨様はわざわざ寒い山奥の炭治郎の家まで来たのかなと思ったら、普通に考えて青い彼岸花を探しにきていただけだった(のかもしれん) 馬鹿だから気づかなかった。
— tamago👹🎴く-01a (@kimetama) November 1, 2019
無惨様「たまには自分の足で青い彼岸花探してみるか」
とか思い付いて無目的にフラフラしてた以外の理由が無いんだよなぁ〉竈門家襲撃ヒノカミ神楽の事を知っていたら、絶対一人で動かないし、あんなヌルい対応で済まさないし
— はりせんぼん (@hally_sen) October 14, 2020
無惨様って結局なんで竈門家を襲ったの??単に人の血が必要だった?青い彼岸花探してる途中だった?何のためにあんな山奥までわざわざ??Youは何しに竈門家へ???? #鬼滅本誌
— れーと (@reito0905) May 10, 2020
実際の彼岸花の特徴として、
・「20~25℃の気温に花を咲かせる」
・「自生はせずに人の手が入った土手や墓地に咲く」
といった事実があり、あの雪深い季節に咲いている可能性はほぼほぼありません。
(とくに作中で描かれていた”青い彼岸花”は、さらに咲く条件が限られているため鬼の無惨が発見することは不可能でしたねw)
ただ無惨は青い彼岸花を1000年間もしつこく探しているイカれた鬼。
「もしかして冬に咲く花なのでは?」と当たりをつけて、雪山に探しにきた可能性も十分にあります。
上弦の参・猗窩座にも青い彼岸花を探させていたようですが、「なにかヒントがないか?」と自らも率先して捜索していたのかもしれません。
仮に無惨自身も必死に探していたと考えると、よほど太陽の下での生活を夢見ていたんでしょうね~。
そしてそのとき偶然に竈門家を発見し、襲撃に繋がった可能性は高そうです。
太陽(日光)を克服する鬼や上弦の鬼をつくるために襲った?
前述したように、山奥にきた理由が「青に彼岸花の捜索」だと仮定しても、なぜ竈門家は襲われなければいけなかったのでしょうか。
「偶然通りかかったところに家があったから全滅させた」ではあまりに理不尽ですよね…。
しかし原作漫画や公式ファンブックの情報などをみると、無惨なりの襲撃理由があったことが分かります。
その襲撃理由は「太陽(日光)を克服する鬼や上弦の鬼をつくるため」というもの。
単行本や公式ファンブックの情報によると、強い鬼を作るのはかなり困難なんだとか。
無惨は常々優秀な上弦の鬼を作りたがっていたようなので、騒ぎにならない場所では精力的に鬼化を図っていたのかもしれません。
そしてその行動が、「竈門家襲撃」ということに繋がった可能性は十分にありそうです。
『無惨がなぜ竈門家を襲ったのか』で日の呼吸がどうのって言ってる人いるけどたぶんそんなん関係なくて、「太陽を克服する鬼を作るために普段から人里離れた場所に赴いていてたまたま竈門家に当たった」が正解だと思うんだよな。無惨が知ってたら鬼にしようなんて絶対思わんしょ
— えぬえぬ (@terra_forming_) April 21, 2020
無惨は単に太陽を克服する鬼を
作るために竈門一家を襲い
血を投入したのか
戸を開けていきなり攻撃してるし
耳飾りをしてる炭治郎が不在で
竈門一族と縁壱とはやはり血縁関係ないようで
日の呼吸関係者の家とわからなかったと— 狸穴 (@v75yVis4hgJi2QU) March 2, 2020
竈門家襲来の理由は太陽を克服するために手下の鬼を増やすことかな。
無惨は日の呼吸のことは知らなかったみたい。
単なる偶然だったのか。
炭治郎が町に行って生き残ったことがもうね、、運命よね— きしも@スタマイに落ちた (@kishimo_82) March 1, 2020
竈門家の前を通りかかったのは偶然ではありますが、家族を襲った理由に、
・上弦の鬼のように強い鬼をつくる
という意図が無惨にあったとすれば、炭治郎の家族を襲った理由としては十分といえます。
ただ、その行動で後々自分が消滅するとは思ってもみなかったでしょうね。
そう考えると無惨がちょっとマヌケにも思えてきますw
【鬼滅の刃】無惨の竈門家襲撃事件の動機・理由まとめ
鬼舞辻無惨が竈門家を襲撃した理由は、
「日の呼吸の根絶」
「禰豆子を鬼にしたかったから」
といった意見も多いです。
しかし、作中の無惨のセリフや行動から考えると、
⇩
・竈門家を偶然発見
⇩
・優秀な鬼の素材がいるかも?
⇩
・とりあえず襲撃すっか
という流れがかなり濃厚そうです。
襲撃したのは”いきあたりばったり”で、最初から竈門家を襲う気はなかったんでしょうね。
ただ鬼舞辻無惨は「強い鬼を作りたい」と常々考えており、それが結果として襲撃事件に発展した可能性が高そうです。
そういえば、無惨が竈門家にきたときに、炭治郎の父・炭十郎が生きていたらどうなっていたのでしょうか?
鬼滅ファンとしては、無惨様と炭十郎の闘いもみてみたかったです。
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コメント
なんか、もっとたのしいのが書けそうだけど・・・・
精進いたします!
縁壱さんの嫁さんを喰った記憶があり、食事するテリトリーに竈門家が住んでいたから説。
無惨様は後に、耳飾りの縁壱さんに追い詰められたときに、縁壱さんの嫁さんの記憶の1部の耳飾りと合致して恐怖したのではないかと。
縁壱夫婦が住んでた場所は、竈門家が移り住み、縁壱さんがヒノカミ神楽を竈門家に伝承。
そんないわく付きの場所に人が住んでいるなんて、無惨様は許せなかったのでしょうね。
黄泉人知らずさんコメントありがとうございます^^
>縁壱さんの嫁さんを喰った記憶があり、食事するテリトリーに竈門家が住んでいたから説。
縁壱さんの奥さんを襲った鬼が無惨で、「喰った奥さんの記憶が無惨に反映された」って解釈でしょうか?
なるほど、かなりおもしろい考えですね!
襲ったのが無惨かどうかは不明ですが、たしかに「食事するテリトリーだった」可能性もありますよね~。
はっきり描かれていない分、いろいろと考察が楽しめますw
人を鬼にできるのは無惨だけらしいので、ザコ鬼の量からして無惨は普段から積極的に鬼を作っていたと想像できます。
騒ぎにならないように、なるべく人里離れて暮らす人間、もしくは消えても騒がれない人間を選び、それらの情報を常にリサーチして、さらに昼間は外出できないという縛りの中で人間社会に潜伏して彼岸花の研究と情報収集、夜は鬼の作成と実はかなりアグレッシブに行動していた無惨様。
これだけ頑張ってるのに何百年も結果が得られないんじゃストレスもたまりますね
こしのじぞうさんコメントありがとうございます^^
>夜は鬼の作成と実はかなりアグレッシブに行動していた無惨様。
>これだけ頑張ってるのに何百年も結果が得られないんじゃストレスもたまりますね
本当にそのとおりですよね。
何百年もこんなこと繰り返していたのですから、頭もマジイカれそうです。
キレやすいのもストレスの影響なんでしょうねw
そして、探し求めていた青い彼岸花が昼咲く花だったというオチ…。
無惨ってとことん間が悪いですよね~。
いつも自分(筆者)と重ねてみてしまいますw
炭十郎がいても多分死体に炭十郎が増えるだけだと思う 炭十郎は透き通る世界が見えても病弱だし日輪刀持ってないから抵抗もできないし
斧じゃ倒せないって しかも鬼殺隊全員出動でやっと倒した無惨だよ!?一人で勝てないって
通りすがりの中二病さんこんにちは^^
たしかに炭十郎がいても無惨には敵わなかったでしょうね~。
ただ、日の呼吸を炭治郎よりはマスターしてそうなので、多少は戦えたのかもしれません。
日の呼吸連発しててもそれが夜明けまで持つかですよね
そうですね~。
あと炭十郎でいえば、体が病弱という部分が戦ううえで不利になりそうですよね。
呼吸は1日使えるようですが、ヒノカミ神楽と実戦では勝手が違う気がします。
「病弱な体で無惨の攻撃をどれだけ受けれるか」も重要な部分かもしれません。
幻日光で攻撃避けまくったら勝機見えるかな?
どうでしょうね~。
無惨の攻撃範囲は広いですから、100%避けれることは難しいようにも感じます。
集団で無惨を引き止めるか、攻撃力で勝って動きを封じるかしかなさそうですが…。
集団って言っても竈門家だけじゃ無理ですし もしも冨岡が数時間前に来ることを承知してたら鎹鴉で助け呼んでた気がする でも痣もなにも出現してない柱たちなら全員死ぬな