鬼滅の刃に登場する「炎柱・煉獄杏寿郎」と「上弦の参・猗窩座」の戦いは手に汗握りますよね。
最後は煉獄さんが命を落とす結果になってしまいましたが、
と感じた人も多いのではないでしょうか?
一方で、「猗窩座に負けた煉獄さんって弱いよね」なんて声もネット上では割とみかけます。
個人的にもあの戦闘シーンについては”思う部分”が多いので、煉獄さんと猗窩座の戦闘シーンについて改めて考えてみました。
※無限列車編の内容を含みますので、まだ見ていない人はネタバレに注意してください。
【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎は猗窩座(あかざ)より弱い?
煉獄さんと猗窩座の壮絶な戦いは、最終的に鬼の猗窩座が生き残りました。
結果だけみると、「生き残った猗窩座の方が煉獄杏寿郎よりも強い」というのが自然です。
事実ベースでみると、たしかに「煉獄杏寿郎は猗窩座よりも弱い」という構図は間違っていません。
とはいえ、個人的には「あの戦いは煉獄さんにとって相当なハンデ戦だったよね?」と感じています。
そう感じた理由は以下のとおり。
- 無限列車で動き続けていた
- 無限列車の脱線の衝撃を技で緩和
ここでは上記について深堀りして解説していきます。
無限列車で動き続けていた
「両者の戦いがハンデ戦だった」と感じた理由の1つに、
というものがあります。
ご存知のとおり、無限列車は下弦の壱・魘夢が同化した列車で、人質に等しい一般人を200人も乗せていました。
で、煉獄さんは無限列車の5両分もの人間を1人で守りきっています。
調べてみたところ、”JRの在来線”が1両20mほどとのこと。
仮に1両の長さが同じくらいだとすると、約100mほどの空間を1人で守っていたことになりますよね。
広範囲を守備していた煉獄さんは「かなり気力や体力を消耗していた」可能性は高そう。
柱といえど疲労が蓄積する人間ですから、猗窩座との戦闘への影響はゼロではなかったはずです。
無限列車の脱線の衝撃を技で緩和
善逸曰(いわ)く、煉獄さんは「列車の脱線した衝撃を技を出しまくって緩和した」とのこと。
「巨大な列車の脱線衝撃緩和する」という力技はたしかに煉獄さんっぽいですが、さすがに体には負荷がかかったはずです。
しかもこれは「列車5両を守ったあとの話」です。
煉獄さんといえど、消耗していないはずがありませんよね。
むしろ消耗していないのであれば、煉獄さんは何者だよって話です。(すでに鬼化してたんちゃう?w)
このように、煉獄さんは猗窩座と戦闘する前に、大きなハンデを強いられていたように感じます。
煉獄ファンからすれば、
と、思わずにはいられません。
そう考えると単身で猗窩座殿とほぼ互角だった煉獄さんめちゃ強いすな>消耗がなければ勝ってたかもしれないし
— アオミドリ (@alfred_2013) June 17, 2019
今思うと200人守りながら戦った後に上弦の参と互角に戦ってた煉獄さんはやっぱり柱でもかなり上だったんだな
— イッシー13@単行本3/27発売予定 (@evasiki) April 16, 2018
仮に煉獄さんの体力が満タンであれば、また違ったシナリオがあったかもしれませんよね。
煉獄さんは猗窩座と互角?
「無限列車での消耗がなければ、両者の戦いは互角のものになっていたのでは?」
煉獄ファンとしては上記のように感じずにはいられませんよね~。
消耗した状態(仮の話ですが)であそこまで戦えたのですから、ベストな状態であればより猗窩座の強さに近づけた可能性はかなり高そうです。
牛太郎・堕姫戦見て改めて思ったけど、猗窩座と単体互角でやりあった煉獄さんってやっぱ柱の中でもヤバい実力者だったんだろうな……。
— なかやん (@altocooksnowman) February 3, 2018
上弦の参である猗窩座くんと互角の戦いを繰り広げた煉獄さんって、相当な実力者だったんだなぁと再確認。
— 三途川 (@you41944312) September 25, 2017
とはいえ、「単純な強さ」でいえばやはり猗窩座のほうが強かったでしょうね。
単行本19巻では「上弦の鬼=柱3人分の強さ」といわれているほどです。
煉獄さんがベストな状態だとしても、戦闘シナリオが多少変わるくらいで、”最終的に行きつくところ”は同じでしょうね。
ただ、煉獄さんは精神力の強さが異常です。
煉獄さんの場合、「精神力の強さがさらなる力に変わる」ということも全然ありえそうですよね。
【鬼滅の刃】煉獄さんに痣が発現したら猗窩座に勝てた?
では煉獄さんに痣が発現した場合はどうなっていたでしょうか?
ご存知のとおり、痣が発現すると「飛躍的に身体能力が上昇」します。
「煉獄さんに炭治郎のような痣が発現していたとしたら」と考えるだけでワクワクしますよねw
今思うと痣発現した義勇で猗窩座より劣ってたのに痣発現してない煉獄が五分五分だったとかどんだけ煉獄強いんだよって話ですよ柱のリーダー的存在だったぽいからワンチャン1番強かったまでありそう
— ashishi足柱 (@ashishi_noob) December 29, 2019
煉獄さんって痣出てたらどれだけ強かったんだろう
— 弥生 (@yayoi274) December 25, 2019
痣が出てたら煉獄さんも猗窩座倒せてたんかなあ…
— ヤッマ (@yamma1251) August 24, 2019
猗窩座を相手に「痣無しモード」であそこまで戦えたのですから、限りなく互角の強さに近づけた可能性は高そうです。
とはいえ、「勝てるかどうか」となるとちょっと微妙な気もするんですよね。
そう感じるのは以下の理由があるからです。
- 相手が強くなると猗窩座も強くなる
- 猗窩座は首を切っても倒せない
- 戦闘が長引くほど不利
今度は上記のことを深堀りしてみていきます。
相手が強くなると猗窩座も強くなる
煉獄さんが痣を発現しても勝てない理由の1つに、
が関係しています。
猗窩座の「血鬼術・羅針」は、”闘気に反応”して相手の死角に攻撃したり回避したりできる能力。
要は「相手が強い闘気を放てば放つほど強く反応する」というかなり厄介なものなんです。
仮に煉獄さんがさら強くなったとしても、猗窩座の羅針が強く反応し、攻撃や回避の能力も上がっていくんですよね。
実際に単行本17巻で義勇さんが痣を発現したときも、上がった速度に猗窩座はすぐに適応していました。
羅針の前では、ちょっとやそっとのパワーアップはあまり意味をなしません。
猗窩座を倒すとしたら「羅針の影響をも遥かに超える実力がないと難しい」といえます。
猗窩座は首を切っても倒せない
煉獄さんが猗窩座に勝てない1番の理由に、
というものもあります。
実際に単行本18巻では、「首を斬られる」という鬼の弱点を猗窩座は克服しています。
それを踏まえると、煉獄さんが痣を発現しても猗窩座を打ち取ることは難しかったように感じます。
頸切れたとしても猗窩座は死ななかったんだろうから、煉獄さん本当に無念だよね pic.twitter.com/6RyYxrQDOe
— つなかん4文字をランダムにつぶやくbot (@eat_tuna) December 25, 2019
作中の描写では、炭治郎のように「精神面からの訴え」でしか猗窩座を倒す術はありません。
ですので、本当の意味で煉獄さんが猗窩座を倒すのは無理といえそうです。
ちなみに、首を切られたことによって猗窩座には「菊座殿」というウケるあだ名がつきましたw
別記事でまとめていますので、時間があるときにもお楽しみください。
戦闘が長引くほど不利
仮に煉獄さんが痣の力でパワーアップしても、「結局ジリ貧になる」とも感じました。
というのも、鬼と人間ではスタミナや回復力に大きな差があるからです。
ご存知のとおり、上弦の鬼は斬られたそばから回復しますし、スタミナも無尽蔵に湧いてきます。
短時間で勝負を決めないと、人間の煉獄さんが最終的に詰められるのは想像に難しくありません。
何度でも言うけど、今回の猗窩座戦、煉獄さんが劣っていた訳ではないと思うんですよね
技としては互角だったと思うんですよ、ただ幾ら攻撃しても即刻治ってしまう鬼だからじわじわ不利になっていっただけで
て考えると、同じ土俵で戦える禰豆子の存在って今後どんどん重要になって来るんじゃないかな— 趣味暫くROM専になる貝 (@syumi_kai) June 19, 2017
ただ、さきほども触れたとおり、猗窩座は相手が強くなればそれに合わせて能力を上げてきます。
そんな相手に短期戦はかなり無理がありますよね。
強さが互角になっても、結局は体力や回復力という鬼のチート能力の前に敗れる可能性は高そうです。
【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎は猗窩座よりも弱い?についてのまとめ
無限列車での消耗がなければ、煉獄さんと猗窩座との戦いはもう少し違うものになっていたでしょうね。
さらに痣が発現していた場合、猗窩座と互角の闘いもできた可能性はかなり高そうです。
とはいえ、
- 羅針で能力が向上する
- 首を斬っても消滅しない
- スタミナと回復力に絶望的な差がある
という描写を踏まえると、どっちにしても煉獄さんは猗窩座に負けていたでしょうね。
かなり悔しいですが、「煉獄さんが猗窩座よりも弱い」ということはやはり認るしかなさそうです。
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コメント
おそらく傷の回復力も込みで鬼の強さがあるので、「傷の回復がなかったら」とか考えると鬼めちゃくちゃ弱くなりますね。回復力なしだと冨岡より猗窩座が弱い可能性もある(手や腕切られてるし)。回復力があるからこそ鬼が強いので回復力がなかったらという考察は意味があるのか疑問。
煉獄さん痣が出る前提ですが猗窩座戦で痣でてないので痣者じゃない可能性もあるわけです。
煉獄さんコメントありがとうございます!
回復ありきで鬼が強いというのはごもっともな意見ですね。
なのでこの記事でも「傷がすぐに完治するから鬼は強い」という点は書いています。
ただ、回復がなくても殺傷能力や血鬼術などが上弦はそもそも化け物なので「傷の回復がなかったら鬼がめちゃくちゃ弱い」とは僕は全然思いません。
鬼たち、とくに猗窩座は傷を受けても治る前提で闘っていますが、
治らないなら治らないなりの闘いをするはずですし、そこまで頭が弱いとは考えづらいですしね。
また煉獄さんの痣に関してですが、
「炭治郎からの痣が伝染する前なので痣者にならなかっただけ」と個人的には解釈しています。
柱に痣が出始めたのは「炭治郎が妓夫太郎と闘って本格的に痣が濃くなってから」ですので、
痣の伝染に加えて「心拍数や体温の上昇」など、条件を満たせば煉獄さんも痣者になっていた可能性は十分にあります。
逆に「煉獄家は痣が発現しないのでは?」という考察もネットでは見かけますが、それこそ全く作中で触れられていないので真相は不明。
時透無一郎も「条件を満たさばおそらくみんな痣が浮き出す」と単行本15巻で言っていますし、
フィジカルが柱の中でも上位の強さを誇る煉獄さんが痣が発現しない可能性の方が低い気がします。
あそこで炭治郎が動けてれば勝てるかな?と言うかぶっちゃけ、長期戦になった方がいいんですよ 朝日が出るまで逃げるの妨害してればあかざは朝日によって燃え尽きますから