鬼滅の刃に登場する音柱・宇髄天元(うずい てんげん)は”元忍”です。
元忍びらしからぬ派手で明るい人物ですが、実はかなり過酷な過去の持ち主。
とはいえ、作中でもあまり深堀りされていない部分なので、
と持っている人も多いはず。
そこでこの記事では、音柱・宇髄さんの忍者時代の過去について書いていきます!
※単行本ベースで書いているので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。
【鬼滅の刃】宇髄天元の忍者時代の過去がひどい?
高身長のイケメンで筋肉モリモリ、清潔感もバッチリの宇髄さん。
「今まで順風満帆だったんだろうな~」と、だれもが感じますよねw
しかしながら、彼の生い立ちを深堀りしていくと、かなりひどい過去をもっていました。
宇髄さんの忍者時代を、簡単にまとめると以下のとおり。
- 冷酷すぎる父親がいた
- 兄弟との潰し合いの強要
- 生き残りの弟はイカれている
ここでは上記を深堀りして解説していきます。
冷酷すぎる父親がいた
忍一族として育った宇髄さんには冷酷すぎる父親がいたようです。
公式ファンブック2巻によると、
とのこと。
実際に、
- 修行で子供の命が失われてもお構いなし
- 兄弟を同士を平気で戦わせる
という、冷酷すぎる言動があったようです。
上記の部分だけみても、「他人の命をゴミのように扱う人物」ということが伝わるのではないでしょうか。
子供のころの環境は大人になってからも引きずりますからね~。
親ガチャを大失敗した1人といえます。
兄弟との潰し合いの強要
さきほども少し触れましたが、宇髄さんは兄弟同士の潰し合いを父親に強要されました。
宇髄さんには兄弟がもともと9人いたようで、うち3人が過酷な修行で命を落としています。(一桁台の年齢だったとのこと)
で、残った6人は命をかけた戦闘を父親に強いられたのだとか。
しかも、覆面をした状態で戦わせられたらしく、宇髄さんは意図せず兄弟2人を手にかけてしまったそうです。
兄弟の命が失われるのも嫌ですが、さらに自分の手で息の根をとめるなんて控えめにいっても地獄。
さすがの宇髄さんも、その時ばかりは”激しくうろたえた”ようです。
これはかなりのトラウマになりそうですね…。
このようなおかしな環境で、宇髄さんはよく自我を保っていられたものです。
生き残りの弟もイカれている
兄弟同士の潰し合いでは、宇髄さんと弟が生き残ったとのこと。
単行本10巻では、”2つ下の弟”であることが明かされていましたね。
その弟も兄弟を2人手にかけたようですが、弟はなにも感じていなかったのだとか。
で、さらには宇髄さんにも刃を向け、命を奪おうとしたようですね。(公式ファンブック2巻の情報)
- うろたえる宇髄さん
- なにも感じないイカれた弟
同じ環境で育ったのにも関わらず、ここまで性格に差がでるとは…。
宇髄さんからしても、ショックであり恐怖だったでしょうね~。
唯一の生き残りが「父親と同じイカれた思考の弟」だったことに、激しく絶望したのは間違いありません。
宇髄一族で良かったこともあった?
奥さんが3人います。
実はこのハーレム状態は一族のおかげでもあるんですよね。
というのも、宇髄一族には「15歳になったら嫁を3人もらうという掟」があったからです。
キレイで可愛らしい奥さんたちですが、公式ファンブック1巻によれば「一族の長の人選」なんだとか。
”宇髄一族”と公式ファンブックにも載っているくらいなので、「長(おさ)=宇髄さんの父親」。
冷酷な親父ではありましたが、女性を見る目はかなり高かったようですw
宇髄さんの結婚に関しては別記事で詳しくまとめています。
よかったらそちらの記事もどうぞお楽しみくださいませ。
【鬼滅の刃】抜け忍から柱になった理由について
上述したとおり、宇髄さんは見かけによらず”ひどい過去”を送っていました。
キレイな奥さんと出会えたことを除けば、忍者時代は彼にとって嫌なものだったでしょうね。
まぁ、抜け忍になったのは、紛れもなく父親と弟のせいですよねw
とはいえ、「なんで鬼殺隊という道を選んだの?」という疑問もあります。
ここらへんの経緯はあまり深堀りされていませんが、作中の描写をみると以下のような感じでしょうか。
- 影で生きる忍の生活に嫌気がさした
- 忍者時代の経験が活かせるから
- 産屋敷家・お館様の魅力に惹かれた?
- 柱になれたのは戦闘能力が高いから
ここでは、上記について深堀りして考えていきます。
影で生きる忍の生活に嫌気がさした
宇髄さんが抜け忍になった大前提は「冷酷な父親と弟に愛想が尽きたから」でしょう。
しかしそのほかにも、
というのも大きい気がします。
実際に公式ファンブックやアニメでも、「地味に生きてきた不満が爆発して派手になった」ということが明かされていましたよね。
忍を辞めた原因は一族や家庭にありますが、そもそも忍として一生を過ごすのは難しかったのかもしれません。
忍者時代の経験が活かせるから
「ほかにも道はあったよね?」
読者としては上記のように感じますよね?
鬼殺隊に入隊したのは、おそらく「忍者時代の経験を活かせるから」ではないでしょうか。
幼い頃から戦闘のことだけを叩き込まれてきた宇髄さん。
いきなり畑違いのことをして生計を立てるのは難しいです。(彼ならなんでもできそうですがw)
鬼殺隊だったら忍時代の経験を活かしつつ、自分の価値を最大化できますもんね~。
鬼殺隊に入ったのはお館様の魅力に惹かれたから?
鬼殺隊に入隊したのは、お館様の人柄や魅力に惹かれたことも大きいのでしょうね。
単行本10巻では、お館様の言葉に感謝している宇髄さんが描かれていました。
- 自分の存在を受け入れてくれたこと
- 逆に存在を感謝されたこと
上記のようなお館様の対応は、過酷な過去を生きてきた宇髄さんにとっては、この上ない衝撃だったはず。
いくら自分の脳力を活かせるといっても、鬼殺隊のトップが”父親と弟みたいな人物”だったら入隊はしていなかったでしょう。
結局「お館様の人柄が入隊の決め手になった」のは、想像に難しくありませんよね。
ただ、そもそもお館様と出会うまでの経緯については作中でも一切触れられていません。
まぁ、もともと忍なので情報収集はお手のもの。
鬼殺隊のことを自ら調べて「雇ってもらうように頼んだ」可能性は高そうです。
柱になれたのは戦闘能力が高いから
抜け忍から鬼殺隊に入隊し、結局柱にまで上り詰めた宇髄さん。
柱になれたのは、「単純に戦闘能力が高かったから」でしょうね~。
- 幼い頃から戦闘訓練をしている
- フィジカル的にも恵まれている
- さらに能力が底上げされる呼吸を身につける
上記を踏まえると、彼が一般剣士でとどまることは絶対にありませんよねw
冷静で分析力にも長けていますし、リーダーとしての能力も高いです。
宇髄さんは「柱になるべくしてなった人物」といっても過言ではありません。
ちなみに、宇髄さんって最終選別とか受けたんでしょうか?(作中では一切触れられていない)
呼吸も覚えているということは、「育手もいて最終選別は受けていた」可能性はかなり高そう。
気になる部分ですし、外伝とかで深堀りされるとファンとしては嬉しいですね~。
【鬼滅の刃】宇髄天元の生い立ちと鬼殺隊に入った経緯まとめ
音柱・宇髄天元の過去は割と最悪です。
陽気な人物なだけに、つらい過去を持っているのは意外でしたよね。
鬼殺隊に入ったのは、一族や忍者としての生き方に嫌気がさしたのが大きいです。
しかし最終的な決め手になったは、お館様の人柄や魅力に惹かれたからでしょう。
とはいえ、彼の過去については、作中で深堀りされていない部分がほとんど。
公式でも深堀りされるのを期待したいところです。
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