【鬼滅の刃】炭治郎の鬼化は上弦の零なの?原作漫画の公式設定?

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無惨との最終決戦では、なんと炭治郎が鬼化しました。

ネット上では、鬼化した炭治郎を『上弦の零』と呼んでいる人もいるとかいないとか。

 

上弦の鬼といえば、無惨直属の『6人の最強戦力』。

鬼化した炭治郎もその一員と呼べるのでしょうか?

 

そこでこの記事では、

  • 鬼化した炭治郎は「上弦の零」なのか
  • そもそも「上弦の零とはなんなのか

という2点について書いていきます!

※単行本ベースで書いているので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。

【鬼滅の刃】炭治郎の鬼化は上弦の零なの?

結論からお伝えすると炭治郎は『上弦の零』ではありません。

 

その理由は以下のとおり。

  • そもそも上弦の鬼は6体だけ
  • 上弦の鬼は鬼舞辻無惨が作った
  • 鬼化した炭治郎は『鬼の王』

 

ここでは上記についてもう少し深堀りして解説していきます。

 

そもそも上弦の鬼は6体だけ

そもそも上弦の鬼は上弦の壱~陸までの6体だけです。

そこに下弦の鬼たち6体が合わさることで、鬼の精鋭部隊である『十二鬼月』が構成されます。

 

炭治郎を「上弦の零」と定義してしまうと、上弦の鬼は全部で7体になります。

そうなると、「十二鬼月ならぬ”十三鬼月”」となってしまい、設定自体がおかしくなりますよね。

 

十二鬼月という枠があったからこそ、上弦の鬼に威厳が生まれ読者も楽しめました。

その設定が簡単にブレてしまうと、ファン的にはさすがに萎えますよね~。

 

ちなみに、ネット上では「”下弦の零”もいるのでは?」なんて噂も出ているとのこと。

 

 

仮にこの噂が本当だとすると、十二鬼月ではなく「十四鬼月」ということになりますね。

下弦の零はパワハラ会議の被害には合わなかったんでしょうか?w

 

 

上弦の鬼は鬼舞辻無惨が作った

みなさんご存知のとおり、上弦の鬼を含む「十二鬼月」は鬼舞辻無惨によって組織されました。

公式ファンブックでは、十二鬼月の名前まで無惨が名付けていたことも明かされています。

 

 

ということは、

  • 「無惨に十二鬼月と認められた鬼」
  • 「無惨に名付けられた鬼」

というのが、上弦の鬼と呼べる条件になります。

 

しかし、炭治郎は「十二鬼月入リ」を無惨から命じられたわけではありません。

ましてや「何らかの名前」を貰った描写も一切ありませんでした。

 

それを踏まえると、「炭治郎=上弦の鬼」という認識自体が少しズレたものといえそうです。

 

そもそも炭治郎が鬼化したのは無惨が消滅した後です。

「十二鬼月」を組織した無惨が消えたのであれば、上弦の鬼という概念もなくなるのではないでしょうか?

 

 

鬼化した炭治郎は『鬼の王』

上弦の鬼に該当しないなら「鬼化した炭治郎は何者なのか?」ということになりますよね。

 

鬼化した状態の炭十郎に呼び名があるとすれば、『鬼の王』がもっとも当てはまります。

 

 

最強の鬼・無惨ですら、

「炭治郎は自分を超える最強の鬼の王になりうる」

と感じていたほどです。(単行本23巻)

 

 

無惨が認めるのであれば、鬼化した炭治郎は「史上最強の鬼であり、鬼の王」という認識で間違いなさそう。

簡単にいえば、もはや”上弦の鬼”という域には収まらないということですね。

 

そういえば、愈史郎も「炭治郎の鬼の素質は最強」的なセリフを残していました。

鬼になりたての炭治郎の強さはさておき、

  • 愈史郎や無惨のセリフ
  • 日光や赫刀の克服

など考えると、上弦の零よりも「鬼の王」としての呼び名が相応しいように感じます。

 

 

【鬼滅の刃】上弦の零は原作漫画の公式設定?

原作漫画で炭治郎を「鬼の王」としてして扱っているのであれば、「炭治郎=上弦の零」という呼び名はどこから発生したのでしょうか?

 

「上弦の零」と呼ばれる鬼の片鱗(へんりん)が作中にあったのか、正直個人的には記憶がありません。

見逃しているかもしれないので、原作漫画を改めて調べてみました。

 

公式設定では上弦の壱までしかいない

さっそく原作漫画を見直しましたが、やはり上弦の鬼は以下の6体しか確認できません。

 

  • 上弦の壱・黒死牟
  • 上弦の弐・童磨
  • 上弦の参・猗窩座
  • 上弦の肆・半天狗
  • 上弦の伍・玉壺
  • 上弦の陸・妓夫太郎、堕姫

 

黒死牟より上は鬼の始祖・鬼舞辻無惨がいるのみです。

原作漫画には「上弦の零」という設定自体がやはり存在していませんでした。

 

ちなみにネット上では、「黒死牟よりも前に鬼にした者を上弦の零と呼ぶ」という意見も割とみかけます。

ただ作中の描写を踏まえると、「十二鬼月での1番の古株」は”黒死牟”や”猗窩座”といった鬼です。

 

たしかに黒死牟よりも前に鬼になった者はたくさんいるでしょうが、十二鬼月結成前の鬼を”上弦の鬼”として扱うのはちょっと違いますよねw

 

そもそも上弦の鬼の序列は鬼化した順番ではなく”強さ”です。

読者の間でそこらへんの解釈違いがあるのかもしれませんね。

 

 

上弦の零は二次創作漫画のキャラクター

前述したとおり、「上弦の零」という呼び名は公式以外のものということがわかります。

 

だとすれば、

「”上弦の零”という概念はどこからきて、どのように広まったの?」

という疑問がでてきますよね?

 

で、さっそく調べたところ、答えは割とすぐにみつかりました。

実は「上弦の零」という鬼の設定は、「鬼滅ファンの人たちが二次創作で書いたキャラクター」だったようです。

 

 

流れとしては、

二次創作で「上弦の零」が描かれる

「上弦の零」というワードがネット上で広まる

それが新たな鬼滅ファンの目にとまる

「え?上弦の零なんているの?それって鬼化した炭治郎?」

という感じのようですね。

 

二次創作物の呼び名がここまで広まるとは凄いですよね~。

いまさらですが、鬼滅の刃の人気の高さが伺えます。

 

 

上弦の零はワニ先生?w

前述したとおり、上弦の零はファンの二次創作キャラクターでした。

一方で、「実は作者のワニ先生が上弦の零だよね」ということも、ファンの間ではいわれていたようですw

 

 

最終決戦では、登場人物の命・手足が容赦なく奪われていきました。

それをみたファンが、「ワニ先生が1番ヤバくない?」といい始めたのが理由です。

 

まぁ、ワニ先生も好きでキャラの命を奪っているわけではありませんが、たしかに一理ある考え方ではありますよね。

 

ちなみに最終戦が鬼畜すぎて、

「上弦の零を超えて、ワニ先生が本物の鬼の王だったのではないか?」

ともいわれていましたw

 

それだけ「鬼と鬼殺隊との戦闘が過酷だった」ということを伝えたかったのでしょうね~。

 

 

【鬼滅の刃】上弦の零の正体についてまとめ

鬼化した炭治郎が「上弦の零」と呼ばれることも多いようです。

しかし、十二鬼月という設定を考えると、上弦の零と呼び名はやはり不自然ですよね。

 

そもそも”上弦の鬼”といういい回しは「無惨の配下」を意味しています。

無惨に「鬼の王」と称された炭治郎は、もはや配下の域を超えていますよね。

 

それを踏まえると、やはり鬼化した炭治郎は上弦の零よりも「鬼の王」という呼び名が合っているのかもしれません。

 

「上弦の零」とファンの作った二次創作のキャラクターなので、さすがに公式の原作には反映されませんよねw

とはいえ、上弦の零という鬼がいたらおもしろいのも事実です。

外伝やアニメオリジナルなんかで描かれたら鬼滅ファンとしては胸アツですですね!

 

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