鬼滅の刃の作中では、「下弦の伍・累が鬼舞辻無惨のお気に入り」といわれていました。
無惨が鬼たちへの”当たりがキツい”ことは有名ですが、累には例外的に甘い部分があったようです。
読者的には「なぜ累は無残に気に入られていたの?」と感じますよね?
そこで今回は、累が鬼舞辻無惨に気に入られている理由について書いていきます!
※単行本ベースで書いているので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。
【鬼滅の刃】累は鬼舞辻無惨のお気に入りだった?
冒頭で書いたとおり、下弦の伍・累は”鬼舞辻無惨のお気に入り”といわれています。
基本的に自分以外をゴミクズと認識している無惨ですが、いくつかの鬼だけは気に入っていたようですね。
無惨様はスペお気(スペシャルお気に入り)の累くん以外はクソ扱いしてる! pic.twitter.com/eZ3dWhmHwx
— ARAKI (@new_tree_v3) December 9, 2019
とくに累に関しては、作中でも「露骨に贔屓(ひいき)していた」ことが、作中の以下の描写からもみてとれました。
✅累が無惨に気に入られている描写
- 累は下弦の鬼なのに名前呼び
- 累だけ名前が変わっていない
- 累は家族を作って群れることができる
- 累は能力を他の鬼に分けることができる
- 累の姉の「累はあの方のお気に入りだから」という発言
みなさんご存知だとは思いますが、上記について改めて確認していきます。
累は下弦の鬼なのに名前呼び
下弦の鬼といえば、急遽開かれたパワハラ会議でゴミクズの如く解体されましたよね。
彼らに対する鬼舞辻無惨の態度はひどいもので、名前すら呼ばずに「お前」呼ばわり。
そんな中で、累が柱に倒されたことを告げるとき「”累”がやられた」的なことをいっていました。
そう、累だけは謎に名前で読んでいるんですよね~。
パワハラ会議に累がいたらどうなってたんだろ?と思ったけどパワハラしてる無惨様の横にちょこんと座って眺めてるぐらいに特別扱いされてそう
— ⛑⛏ (@ABnorma123) October 5, 2019
柱に倒された累を名前でしっかりと呼びつつ、なにもしていない鬼たちを雑に扱う”無惨スタイル”。
「いかに無惨が累を気に入ってたのか」がわかる瞬間でした。
累だけ名前が変わっていない
公式ファンブック1巻では、「”十二鬼月”の鬼たちの名前は無惨が付けた」と明かされています。
”鬼たちの名前の意味”までは公式で語られていませんが、
- 鬼の特徴を表してしている
- 人間時代のことを皮肉っている
といったものが多いんです。
例えば、「堕姫」や「猗窩座」なんかは、十二鬼月のなかでも”ひどい名前”の代表ですよね。
しかし、累に関しては人間時代の名前がそのまま使われ、鬼にされても変わることがありませんでした。
久しぶりに鬼滅のファンブック読んでたんだけど、鬼舞辻って十二鬼月に名前付けてるんだよね。でさ、累って人間の時も十二鬼月になった後も累じゃん??鬼舞辻は累の名前を変えなかったって事だよね……。つまり……、累は特別。
— 栖宮しお (@sumiyashio) October 5, 2019
まぁそもそも「累」という漢字の意味が、”彼の特徴に合っている”ということもあるんですけどねw
改名する必要がなかったとも考えられますが、ここにも無惨から累への心遣いが表れている気がします。
※各鬼の名前については下記の別記事まとめています。
累は家族を作って群れることができる
累が”特別扱い”されていた描写の1つが「鬼同士で群れること」です。
本当思うけど累くんが無惨様のお気に入りっていうのだけでご飯何杯でもいけるし下弦解体の理由もお気に入りの累くんやられたから説も最高すぎるし下弦で唯一累くんだけ名前呼びだし唯一鬼で群れるの許してるし累くんだけ特別扱いしてるの本当すき、、
— たぴ (@tapitapipo) October 2, 2019
「鬼は群れると共食いを始める」と作中でも言われており、基本群れることができません。(単行本3巻)
鬼が共食いをするのは「群れになって無惨に反逆しないため」で、彼がそのように操作しているのだとか。
鬼滅3巻珠世さまコメント↓
「あの男は臆病者です いつも何かに怯えている」「鬼が群れることができない理由を知っていますか」「鬼が共食いする理由」「鬼たちが束になって自分を襲ってくるのを防ぐためです」ここに全ての答えがあるような、これ、禰豆子の血で情報全部上書きすれば反勢力ができる
— 暇人T (@nashiwo) December 13, 2018
しかしながら、累の家族は鬼同士で群れても共食いすることがありません。
那田蜘蛛山のことは無惨も把握しているでしょうから、「群れることを意図的に許可していた」とも考えられますよね。
上弦の鬼でも群れている描写はなかったので、累が唯一「群れることを許された鬼」ということになります。
それを踏まえると、「累が無惨にかなり気に入られていた」ことがより明確になりますよね。
累は能力を”ほかの鬼”に分けることができる
”群れること”ができることに加え、
といった特殊なことも許可されていました。
血を分け与えて力を与える権限って破格の待遇だよね累
無惨のお気に入りなのは引きこもり病弱で自分の境遇と似ていたからなのかしら
— 加勢 理(おさむ) (@kakahaLastkei) October 17, 2020
作中でも「血を与えて鬼をパワーアップさせている」という能力を使ったのは累と無惨のみ。
上弦の鬼は無惨と同じように「人間を鬼にすること」は可能です。
しかしながら、累のように”ほかの鬼に能力を分け与える”ということは一切していません。
おそらく勝手に鬼を強くすることは、上弦にも許可されていないのでしょうね~。
(そもそも鬼同士群れない上弦の鬼には必要のない能力ともいえますが)
「上弦の鬼でも使えない能力」を累に与えているということは、かなり贔屓している証拠ですよね。
姉鬼の「累はあの方のお気に入りだから」というセリフ
累が無惨のお気に入りということがもっとも分かるのが、姉鬼の「累はあの方のお気に入りだから」というセリフです。
”あの方”とはもちろん無惨ですが、累が気に入られていることは周知の事実だったようです。
累の姉蜘蛛が言ってた「累はあの方のお気に入りだったから」云々のくだり。マジで無惨様のお気に入りだったんだろなぁ…。#そして累死んだ矢先下弦解体してハイパーパワハラタイム
— 月面着陸 (@frommoon1107) June 10, 2019
累は、あの方のお気に入りだから許されてるって、これ伏線ね#鬼滅の刃
— きぶん。キタジ。(日向坂をこんなに好きになっちゃっていいの?って思ってるおひさま。おふぃさま) (@3qhyudKbHGZPmDL) August 17, 2019
累の姉のセリフは、
- 群れることができる
- 力を分けることができる
といった作中の描写からきています。
ほかの鬼からみても、無惨の累の扱いは「かなりの特別」だったようですね。
累以外の鬼も明らかに感づく待遇のよさも、無惨のお気に入りということが分かる描写です。
【鬼滅の刃】累がお気に入りの理由を過去や家族から考察!
累が無惨に気に入られていることは分かりました。
しかしながら、「そもそもなぜ累は無惨に気に入られているの?」という疑問が湧きます。
作中でも義勇さんに瞬殺されていますし、無惨への貢献度もそこまで感じられませんよね?
公式ではとくに深堀りされていませんが、作中の以下の描写から「累がなぜ無惨のお気に入りなのか」という理由が少しみえてきます。
- 鬼舞辻無惨と累は過去に病気だった
- 家族を作って組織を管理する能力がある
- 累は家族に能力を分けても強い
ここでは上記について深堀りして考えていきます。
鬼舞辻無惨と累は過去に病気だった
無惨も累も「過去に病弱だった」という共通点があります。
無惨が累を特別扱いするのは、同じような過去を持つ累に「自分を重ねているから」かもしれません。
実際に単行本5巻では、”あの無惨”が、
「私が救ってあげよう」
といった、ハチミツの如く激甘な言葉を累にかけています。
「鬼舞辻に優しさなんてある訳ないじゃん」と思う人がいるだろうけど、累を鬼に変えた時には本気で「可哀想」と思ったんだと思うよ
鬼舞辻は「病弱である事」を嫌っている様だから、同じく病弱な累を本気で助けるつもりで鬼にしたんだろう#鬼滅の刃#wj12 pic.twitter.com/I9XdtctCH0— るいん@剣盾プレイ中の為低浮上 (@Ruin_Vivi18) February 19, 2018
今更気づいたが無惨様が累を特別扱いしてたってのは自分と同じ病弱だったからか
— ✍ア✍ブ✍ニ✍シ✍ュ✍ (@Abunishu) January 1, 2020
鬼滅の刃21話だけど、累があれだけ特別扱いされていたのは、鬼舞辻が累を自分と重ねていて、彼なりに心から同情したからなんじゃ無いかな?
— 木いちご:歴史に脳内を犯されたオタク (@uS30wU7FhOzW0gl) August 26, 2019
無惨も「病気で思うように生活できないこと」が相当ストレスだったようです。
それはトラウマの域に達しており、単行本1巻では「顔色が悪い」といわれただけでブチギレれるほどw
自分と似たような境遇の累に、さすがの無惨も同情していた可能性はかなり高そう。
真相は不明ですが、純粋に「助けてあげたい」と思ったのかもしれません。
その感情が強くでたことで、累の高待遇に繋がった可能性はありますよね。
家族を作って組織を管理する能力がある
累は”絆”にこだわって家族を組織していました。
簡単にいってしまえば、
といった存在です。
規模は小さいですが、やっていることは鬼舞辻無惨と同じこと。
累にはそれを実行できる能力があったと評価されていた可能性はあります。
というか、実際に実行できていましたねw
前に累君が無惨様に気に入られてる理由考察で、「無惨様的には下っ端の管理はやりたくないから、中間管理職的な事しててくれたので気に入ってたのでは?」っての見たから、そう考えると、ビ…ビジネスパートナー…!!と分かってしまう気がしてきたね…
— 椛浜(もうすぐ推しの腕の真骨彫) (@154cm22cm) December 13, 2019
考えてみたら、作中に累のように”他者をまとめ上げる”ことができそうな鬼は見当たりません。
それを踏まえると、累は十二鬼月のなかでも頭がよく優秀だったのでしょうね。
「人(鬼)をまとめ上げる素質」が無惨には評価されていたからこそ、
”能力を分ける”
といったことが許された可能性はかなり高いです。
ちなみに、上弦の参・猗窩座も「中間管理職」というあだ名がついています。
累とはまた別の意味合いで、割とふざけた感じですw
猗窩座のあだ名については別記事でまとめていますので、そちらの記事もぜひチェックしてみてください。
累は家族に能力を分けても強い
単純に「累が強いから気に入られていた」という部分にも考えていきます。
実はこれに関しては、公式ファンブック2巻でも触れられている部分なんですよね。
前述したとおり、累は家族に能力を分け与えることができます。
姉鬼は「家族の能力は累の能力」的なことをいっていましたが、力を渡すことで累の力が分散されるのだとか。
力を分散された状態であの強さです。
そう考えるとたしかに優秀ですし、無惨が気に入る気持ちも分かりますよね~。
鬼滅の刃、元は全部累の能力ってことは4人分力を与えてもあの強さだったのか
— イッシー13@単行本3/27発売予定 (@evasiki) December 5, 2016
よく言われてるけど累が家族に分け与えた力を全部戻したらどの位の強さになってたんだろ
— だい (@st_dai) August 17, 2019
なんなら無惨は、
とすら考えていたほどです。(公式ファンブック2巻の情報)
あの無惨がかなり高い評価をしていることが分かりますよね。
このように「累の能力の高さ」もお気に入りのポイントのようです。
【鬼滅の刃】累が鬼舞辻無惨のお気に入りの理由まとめ
「累は無惨のお気に入り」といわれています。
お気に入りの理由としては、
- お互い過去に病弱だったこと
- 鬼を管理・統率できること
- そもそも累の能力が高いこと
といったことが考えられます。
とくに「累の能力について」は、柱とも戦えると思っているほど高評価をしています。
さらに過去の無惨とリンクする部分が加わったからこそ、累は特別扱いされたのでしょうね~。
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コメント
これも入れてほしいです!!
•サイコロステーキ先輩の過去 (ごめん。あったら。)
•無惨の過去(過去があるかわからないけど!)
•無惨、産屋敷耀哉、累の病気の名前(同じ病気?)
匿名さんコメントありがとうございます^^
>これも入れてほしいです!!
>•サイコロステーキ先輩の過去 (ごめん。あったら。)
>•無惨の過去(過去があるかわからないけど!)
>•無惨、産屋敷耀哉、累の病気の名前(同じ病気?)
上記についてですが、ファンとしてはどれも気になるものばかりですねw
実は僕もかなり気になっていろいろ調べたんですが、
情報がまったくないので記事の書きようがないんです^^;
出版されるかは不明ですが、
「ファンブック第3巻」や「外伝」などで、そこら辺の情報も詳しく補完されれば嬉しいですよね。
(サイコロパイセンのことは深堀りされないでしょうがw)
無惨の過去については別記事で少しだけ考察しています。
無惨の最終形態と過去について
無惨の最終形態と彼の過去が繋がりがあるのでは?といったところに触れています
お時間があるときにでも読んでてください。
(※最終決戦のことまで触れているので、ネタバレに注意してください。)