煉獄さんの父親・槇寿郎(しんじゅろう)は、煉獄家にあった大事な「炎柱の書」を破きました。
筆者のように、「歴代受け継がれてきた貴重な書物をなぜ破くわけ?」と感じた人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、煉獄父が歴代炎柱の書を破いた理由について書いていきます!
※単行本ベースで書いているので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。
※今回は妄想多めの記事になっています。
【鬼滅の刃】煉獄・父親は『歴代炎柱の書』をなぜ破いた?
煉獄家で保管されていた「炎柱の書」は、歴代受け継がれてきた貴重な書物です。
当時の剣士たちのことも知れますし、鬼殺隊にとってもお宝のようなものですよね。
しかしながら、煉獄槇寿郎(しんじゅろう)はあろうことか、その大事な書物のページをズタズタに破いてしまっていました。(単行本8巻)
作中の描写から”単純に”判断すると以下のような感じでしょうか。
- 内容に絶望したから?
- 炎柱の書の内容にムカついた?
簡単にいえば、「感情のコントロールができなくて破いてしまった」といったところですね。
ただ、「柱になるために努力した人間」が、単純な感情だけで行動するとは思えないんですよね~。
もしかすると、また別に「歴代炎柱の書をビリビリに破いた理由」があったのではないでしょうか?
【鬼滅の刃】手記の内容を読めなくした理由を考察!
”破いた理由”については公式でも深堀りされていません。
しかしながら、作中の描写から以下のような感情の働きも関係している気がします。
- 煉獄父のように絶望してほしくなかった?
- 子供(息子)を守るため?
内容を読めなくしたのは、上記のように息子たちが関係しているのではないでしょうか?
ここでは上記について深堀りして解説していきます。
煉獄父のように絶望してほしくなかった
これについてはシンプルで、「炎柱の書の内容」を知ることで息子たちに絶望してほしくなかった可能性があります。
ご存知のとおり、煉獄父は炎柱の書を読んだことで絶望し廃人になっています。
屈強な柱だった煉獄父が酒クズに変貌するくらいです。
余程ショックを受けたのだと推測できますよね。
で、「そのショックを息子たちに味あわせたくない」と、煉獄父は考えたのではないでしょうか?
家に書物があれば、いつか息子が読むことも全然ありえますからね~。
内容が読めないように、父親が先手を打ったようにも感じます。
煉獄父のようにメンタルがズタボロになる前に、不器用ながらも息子たちを守ろうとしたのかもしれません。
子供(息子)のメンタルを守るため?
上述したことに繋がってくるのですが、総じていえば「子供(息子)たちのメンタルを守るため」に手記を破いた可能性はありますよね。
煉獄父は手記を読んだことで、
- 「日の呼吸の凄さ」
- 「無惨の化け物級の強さ」
といった真実を知ることになりました。
”現代の柱たちの実力”も知っている煉獄父ですから、だれも無惨には敵わないことを手記の内容から悟った可能性はありますよね~。
そんな手記を”血がにじむ努力をしている息子たち”が読んだら、彼らのこの先の人生にも影響しかねません。
「努力は無駄だ」と幼いうちに刷り込まれないように、子供の毒になるものは排除しておいた可能性はありますよね。
【鬼滅の刃】指南書を残している理由は?
貴重な”歴代炎柱の書”をズタボロにした煉獄父。
しかしながら、炎の呼吸を記した「3冊の指南書」はなぜか残しているんですよね。
と、上記のような疑問を持った人も多いのではないでしょうか?
煉獄父は作中で「炎柱は俺の代で終わりだ」といったセリフを吐いていますし、言動に少し矛盾を感じますよね~。
(※週刊ジャンプ2020年44号 読み切り作品情報)
指南書については、以下のような考えがあった可能性があります。
- 煉獄さん・千寿郎のことを心の底で応援していた?
- 鬼に対抗する力を最低限持たせるため?
上記については妄想ベースですが、もう少し深堀りして考えていきます。
煉獄さん・千寿郎のことを心の底で応援していた?
指南書を捨てなかった理由として1番考えられるのは、
といったものです。
手記の内容に絶望し「柱も炎の呼吸も意味がない」と感じた煉獄父ですが、あくまでそれは”彼のかたよった考え”にすぎません。
- 「煉獄さんは柱になってさらなる強さを」
- 「千寿郎は鬼殺隊に入隊し立派な剣士に」
息子たちにはそれぞれ上記のような夢があり、実現するには師匠、または指南書は絶対に必要です。
冷たくしつつも、その夢を心の底(無意識)では応援していたからこそ、指南書はそのまま残していたのではないでしょうか?
でも歴代炎柱の書破いたの日の呼吸の部分だけよな…?3巻ある指南書も捨てなかったし、キョウジュロから取り上げることもしなかった。炎柱は俺の代で終わりだと言い放っておきながら…
— pe (@penguinemutai) May 13, 2021
「俺の代で終わり」なんて口ではいっていますが、心の奥底では”煉獄家の繁栄”、”息子たちの成功”を願っていたのかもしれません。
鬼に対抗する力を最低限持たせるため?
「柱や呼吸に意味がない」とはいえ、鬼から身を守る力は最低限必要です。
鬼の驚異が消えるわけではありませんからね~。
”最低限の力”を持たせるために指南書を残していた可能性はありそう。
要は「息子たちの命を心配していた」ということですね。
そういえば、週刊ジャンプ2020年44号では、煉獄さんがメインの特別読切作品がありました。
その作中で煉獄さんは、
と考えているシーンがあります。
真実はわかりませんが、父親を近くでみてきた煉獄さんが感じたことなので正解に近いのかもしれません。
煉獄父が絶望して稽古をつける気力がなくなったとしても、息子たちがそれぞれ修行して「最低限の強さを身につけられるように」と考えていた可能性は高そうです。
煉獄父が修行をつけてしまうと、煉獄さんはどこまでも強くなってしまいそうですからね~。
そうなると逆に息子の命が危険にさらせれますので、指南書だけで丁度いいと判断したのかもしれません。
ちなみに読切作品は公式ファンブック2巻にも記載されています。
煉獄さんについて理解が深まっておもしろいですよ。
【鬼滅の刃】煉獄槇寿郎(しんじゅろう)が炎柱の書を壊した理由まとめ
煉獄槇寿郎(しんじゅろう)が”歴代炎柱の書”を破いたのは、息子たちのメンタルを守るためだった可能性が高そう。
家に炎柱の書があると、いずれだれかが読むでしょうから、彼なりの優しさだったのかもしれません。
3冊の指南書を残していたのも、息子たちのことを考えてのことだった気がします。
冷たくしつつも、心の奥底では煉獄さんや千寿郎のことを想っていた行動だったのでしょうね。
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