鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)は厄除の面をなぜ渡す?狐面の理由・真相を考察

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鱗滝左近次は最終選別に行く炭治郎に狐のお面を渡しています。

そのお面は厄除の面(やくじょのめん)といって、

「災いから身を守るようにまじないをかけているお面」

なんだとか。

 

一見すると、鱗滝さんが炭治郎の身を案じてお面を渡しているようにみえます。

しかし、考えようによっては「厄除の面をわざと炭治郎に渡していたのでは?」とも思えるんですよね。

そこで今回は、鱗滝左近次が厄除の面を弟子に渡す理由について考察していきます!

※単行本ベースで書いているのでアニメ派の人は注意してください。

【鬼滅の刃】鱗滝左近次は弟子に厄除の面(やくじょのめん)をわざと渡していた?

鱗滝左近次が厄除の面を炭治郎に渡すシーンは「弟子の安全を願っている」と考えられますよね。

しかし、考えようによっては「厄除の面をわざと弟子に渡していたのでは?」とも感じられるんです。

 

 

というのも、筆者には鱗滝さんが「手鬼と炭治郎を遭遇させるために渡している」と思えたからです。

さらにそう感じた理由が以下のとおり。

 

・鱗滝左近次は手鬼の生存を知っていた?
・手鬼が狐面の弟子を狙っていたことも知っていた?
・弟子と手鬼を引き合わせたかった?

 

まぁ、かなり個人的な妄想が入っていますが、可能性はゼロではないのかなと感じています。

では上記についてもう少し深堀りしていきます。

 

鱗滝左近次は手鬼の生存を知っていた?

まず鱗滝左近次は、手鬼の存在を知っていたのではないかと個人的には思っています。

というのも、アニメでは短いながらも炭治郎と鱗滝左近次が手鬼について話していたからです。

 

そのシーンで鱗滝左近次は「そうか、異形の鬼をやったか・・・ついにな・・・」といっていました。

 

「ん?ついに…?」

 

ってことは、ずっと前から手鬼の存在を把握していたってことですよね?

 

 

上述した鱗滝さんのセリフは原作漫画にはないものです。

しかし「アニメ=公式情報」に含めるなら、鱗滝さんは完全に手鬼の存在を把握しているといえます。

 

また単行本15巻では、弟子だった”錆兎”が過去に「最終選別で手鬼以外を1人で一掃した」と明かされています。

最終選別で手鬼にやられたと言われていましたが、錆兎は手鬼意外を1人でほぼ一掃しています。

 

出典:鬼滅の刃 コミックス15巻より

 

 

そんな伝説級の活躍をした錆兎を負かした鬼の存在を、鱗滝さんや鬼殺隊上層部が把握していないとはどうしても考えられません。

 

また生き残った冨岡義勇は、同じく鱗滝さんの弟子であり錆兎の親友です。

殆どの鬼を一掃した錆兎が、「最後にどのような鬼にやられたか」について鱗滝さんと会話していた可能性も高いですよね。

 

原作漫画でも、冨岡義勇からの手紙に「突破」や「受け継ぐ」なんて言葉がでてきています。

 

出典:鬼滅の刃 コミックス1巻より

 

ここらへんの表現も考えようによっては、手鬼を突破できるという意味にも捉えられますよね。

 

 

手鬼が狐面の弟子を狙っていたことも知っていた?

上で触れたように、手鬼の存在もおそらく把握しているでしょうし、手鬼が鱗滝さんを恨んでいるのも知っていた可能性も高そうです。

そもそも鱗滝さんは、「手鬼が狐面を付けた弟子を狙っていた」ことも分かっていたのではないでしょうか?

 

で、その上で「わざと狐の厄除の面を弟子に与え続けたのではないか」と個人的には感じました。

よくよく考えると、毎回弟子に狐面を渡す行動も”何かしらの意図”が感じられます。

 

『岩すら斬れるように育てた強者の弟子が、冨岡義勇を除いて誰一人として戻らない』

 

その理由を、元柱の鱗滝左近次が把握していないとはとても思えません。

 

 

手鬼自身は鱗滝さんへの復習のために狐面の弟子を執拗に狙っていました。

逆に鱗滝さんは、その手鬼の行動を見越したうえで、厄除けの面として弟子に渡していた気がします。

 

 

弟子と手鬼を引き合わせたかった?

「手鬼が厄除の面を標的にしている」

上記のことを鱗滝さんが知っていたとすれば、「なぜ狐面を弟子に与え続けたの?」って話になりますよね?

 

そこは単純に「手鬼と自分の弟子を引き合わせたかったから」と考えられます。

仮にわざとお面を渡していたのであれば、鱗滝さんがかなり悪い奴ですよねw

 

 

「お面を渡し続ける理由」については次の項で深堀りしますが、鱗滝さんなりの考えがあったのでしょうね。

そしてそれが「わざと狐面を渡す」という行動に繋がっているのでしょう。

 

もちろん悪意があって引き合わせようとしたわけではなく、逆に鱗滝さんの優しさや正義感が込められた行動だと思われます。

 

【鬼滅の刃】狐のお面を渡し続けた理由・真相を考察

前述したとおり、鱗滝さんが意図的に厄除の面を弟子に渡していた可能性が高いです。

そもそも「なぜそんなことをする必要があるのか?」ってことになりますよね?

 

改めて作品を見返すと、お面には鱗滝さんの以下のような願いが込められていたように感じます。

 

・手鬼の強さを超えてほしかった
・厄除の面の意味の真意
・弟子の仇を討ってほしかった?

 

ここでは鱗滝さんが狐のお面を渡し続けた理由・真相をさらに深堀りしていきます。

 

手鬼の強さを超えてほしかった

鱗滝さんは弟子に手鬼の強さを超えてほしいと願っていた可能性があります。

で、その想いが「わざと弟子と手鬼を引き合わせる」といった行動に繋がったのではないでしょうか?

 

ご存知のとおり、手鬼は大型の異形の鬼なので、鬼殺隊に入隊する前の剣士たちには荷が重い相手です。

その異形の鬼の強さを超えることによって、さらに成長し結果として自分や周りの人の命を守ることに繋がります。

 

逆をいえば、異能を使わないただの異形の鬼にやられる程度では、自分だけではなく周囲にも迷惑がかかります。

鱗滝さんは初登場から「さきを見越した言動」を繰り返していますよね。

最終選別に関しても、このような意図があっても不思議ではありません。

 

出典:鬼滅の刃 コミックス1巻より

 

実際に炭治郎は、最終選別が終わってすぐに異能を使う「沼の鬼」や「元・下弦の陸の響凱」という強敵に出会って勝利しています。

 

そう考えると、確かに手鬼との戦いは炭治郎にとって大きな意味があった気がします。

「岩を斬れ」という無理難題も、そもそも手鬼の頸を斬れる準備だったのかもしれません。

 

 

厄除の面の意味の真意

厄除の面の意味は「災難を防ぎ取り払うこと」です。

これは文字通りの意味ですし、鱗滝さんもそのように炭治郎に伝えていますよね。

しかしそれ以外にもお面を渡す意味や真意があったのではないでしょうか?

 

あくまで個人的な解釈ですが、「自身がみんなの厄除けになれ」という意味が込められているようにも感じます。

優しい鱗滝さんですから、「みんなを守り、多くの候補生を守るように」という意図があっても不思議ではありませんよね。

 

 

錆兎なんかはその真意ををしっかり汲み取ったからこそ、藤襲山で鬼を全滅させようとしたのかもしれません。

 

 

弟子の仇を討ってほしかった?

鱗滝さんが手鬼に弟子を引き合わせたかったのは、亡くなった弟子の仇討ちの意味も少なからずあった気もします。

 

亡くなった弟子たちが鱗滝さんを慕っていることから、彼が弟子を大切にしていたことは明白です。

そんな可愛い弟子を標的にする手鬼に対して、さすがの鱗滝さんも憎しみを感じていた可能性は高そう。

あくまで仮の話ではありますが、まさに手鬼の思惑どおりって感じですねw

 

かといって、育手の鱗滝さんが弟子の敵討ちにいくのも違いますし、そんなことをしても鬼殺隊のプラスにもなりません。

「弟子の仇は弟子に託す」くらいの気持ちは少なからずあったのかもしれませんよね。

それが岩を斬らせたり、厄除の面を渡したりという行為に繋がったとも考えられます。

 

【鬼滅の刃】鱗滝左近次の弟子たちは納得していた?

ここまで読み進めて「鱗滝左近次は結構ひどいやつかもしれない…」と、少なからず思った人も多いのではないでしょうか?

 

手鬼に狙われることを知っていながらお面を渡していた場合、たしかに「割とひどい奴」という印象が生まれます。

 

ただ、作中の弟子たちは鱗滝さんを恨むどころか、彼の意思を受け入れているようにも思えます。

その証拠に、手鬼に狙われるきっかけとなった狐面をみんなつけたままです。

 

出典:鬼滅の刃 コミックス2巻より

 

 

作中の描写をみると、弟子たちが鱗滝さんの真意を理解しそれぞれが納得しているとも考えられますよね。

 

真菰が「みんな鱗滝さんが大好き」といっていることからも、彼の行動を誰も恨んではいないようです。

むしろ鱗滝さんの意思を後世に繋ごうとしたからこそ、炭治郎の前に現れて修行の手伝いをした可能性は高そうです。

 

 

【鬼滅の刃】鱗滝左近次が厄除の面を渡す理由・真相まとめ

鱗滝さんが厄除の面を弟子に渡す理由は、手鬼と弟子を会わせるためだった可能性があります。

 

あくまで個人的な解釈ですが、鱗滝さんには以下のような真意があったのではないでしょうか?

 

・手鬼の強さを超えてほしい
・手鬼を倒してみんなの厄除けになってほしい
・過去の弟子たちの仇をとってほしい

 

仮に鱗滝さんが手鬼の存在に気づいていた場合、上記のような考え方も十分できそうです。

 

一見すると「ひどい師匠」にみえてしまいます。

しかし錆兎や真菰の言動からすると逆に鱗滝さんの意思をリスペクトしているようにも感じますね!

 

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