千と千尋の神隠しで千尋が湯婆婆と仕事の契約を終えた後、ハクとエレベーターに乗るシーンがあります。
このときのハクは、千尋にかなり冷たい態度で接していました。
そんな彼をみて、
- 「もしかしてハクは二重人格なのでは?」
- 「なんで急に冷たいの?意味わからん」
と思った人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハクが千尋に冷たい態度だった理由について書いていきます!
【千と千尋の神隠し】ハクの態度が冷たい?
千と千尋の神隠しで千尋の両親が豚に変えられてから、ハクは千尋のサポートをして助けてあげています。
- 橋を渡るのを手伝う
- 釜爺へ会いに行くルートを教える
- 涙のでる怪しいおにぎりをくれる
などなど、千尋にかなり優しく接していましたよね。
一方で、湯婆婆との仕事の契約後には、ありえないほど冷たい態度になっていました。
ハクの態度の変わりように千尋も、
的なことをリンに訪ねるほど困惑しています。
物語を客観的に観ている視聴者でさえ、「ハクの態度の変わり」ようには疑問が芽生えます。
当事者の千尋からしたら本当に意味が分からなかった出来事だったでしょうね~。
【千と千尋の神隠し】ハクの態度が二重人格?その理由は?
ハクが千尋に対して最高潮に冷たかった瞬間が、「2人でエレベーターに乗ったとき」です。
千尋はもちろん、視聴者ですら「なんでコイツ冷たいの?二重人格?」と感じますよね。
かなり気になる部分ではありますが、彼が「エレベーター内で冷たかった理由」については、公式では一切明らかになっていません。
ということで、作中の描写から踏まえつつ考えたのが下記の6つの理由。
- 湯婆婆や従業員に怪しまれないため?
- 湯婆婆は油屋(湯屋)内のことを把握できるから?
- 本当に二重人格だった?
- ハクが2人いる(双子説)?
- ハクはあやつり虫に操られていた?
- ハクはツンデレだった?w
少々ふざけている理由もありますが、上記をもう少し深堀りしていきます。
湯婆婆や従業員に怪しまれないため?
まず考えられるのは、湯婆婆やほかの従業員に
という理由です。
千尋を助けて油屋(湯屋)に引き入れたのが、「湯婆婆の直弟子のハク」だとバレれば、ハクの立場も当然悪くなりますよね。
そうなると、連鎖的に千尋を助けることも困難になるのは想像に難しくありません。
あの場で千尋に下手に優しくしてしまうと、湯婆婆や従業員の前でボロがでてしまう可能性が高いとハクは考えたのかもしれません。
ハクは自分の立場を危ぶめないことが、千尋を助ける1番の手立てと判断したと考えられます。
湯婆婆は油屋(湯屋)内のことを把握できるから?
上記の理由と合わせて考えられる理由が、
ということ。
カオナシが油屋(湯屋)に入ってきたときも、湯婆婆は気配だけで”なにか”を感じ取っていました。
恐らく湯婆婆は油屋(湯屋)内にいる者の行動を「一定程度、把握できる力がある」のでしょう。
湯婆婆がその気になれば、
という、趣味の悪いこともできるのかもしれません。
で、ハクは湯婆婆の強大な力を知っていたからこそ、「エレベーター内ではあえて冷たい態度になった」可能性は高そう。
冷たくする事によって、前述した「ハク本人や千尋の立場を危ぶめない」ということに繋がってきます。
本当に二重人格だった?
「実はハクが”本当に二重人格だった”」ということも考えられます。
「優しいハク」と「冷たいハク」が1つの体に共存しており、
という考えですね。
あの今日早退してきたんですけど1つ思ったことがあるの。
千と千尋の神隠しのハクって二重人格なのかな?— れん. (@ren_56n__oO) November 11, 2019
ハク様二重人格説あるからな
ハク『無駄口を聞くな!私のことはハク様と呼べ』
千尋『…..。』
— らっきょがコロコロしてますがなwwww (@xehanote1090gm1) February 25, 2018
現物はみていませんが、千と千尋の神隠しのパンフレットにはハクは「一見二重人格」と記されていたとのこと。
ガチでパンフレットに描かれているのならば、
と認めていることになります。
ただ、”一見(ぱっと見)”という書き方からみても、ハクが本当に二重人格である可能性は低そう。
やはりハクなりの考えがあり、普段から性格を使い分けているのかもしれません。
とはいえ、作中では釜爺が「ハクは目つきだけが鋭くなっていった」ともいっていました。
”二重人格”とまでいかなくとも、「冷たい部分もハクがもつ性格の一部」ということなのでしょうね~。
ハクが2人いる(双子説)?
ハクの態度のあまりの変わりように困惑した千尋が、「ハクって人2人いるの?」とリンにきいていましたよね?
本当に2人いたとするとちょっと怖くなる設定ではありますw
まぁ、同じ人が2人存在することはないので、あるとしたら、
でしょうか。
可能性的には低そうですが、これについても一応調べてみました。
初めて千と千尋観た時、ハク様の情緒不安定さに、この人双子なのかな???って考えてたけど、私よ…大人になったらわかるよ…ハク様の尊さ……
— むう (@muu25_) August 16, 2019
ハク双子説ww
— 紫杏💚 (@sirm0720) November 21, 2014
が、これについてはやはり情報がなく、可能性的にはほとんどなさそうですね~。
実際にリンも「あんなヤツ2人もいたらたまんないよ」的なことをいっていました。
そのセリフからも、ハクのような存在は彼だけというのがみてとれます。
ハクはあやつり虫に操られていた?
湯婆婆がハクの腹に忍ばせたといわれる”あやつり虫”。
エレベーターのシーン前後のハクは、
ということも考えられます。
あやつり虫とは「千尋が踏み潰した黒い虫」のこと。
「湯婆婆がハクを操るために腹に忍び込ませた」と銭婆がいっていました。
そのあやつり虫の影響で、ハクの性格に影響がでた可能性は十分にありそう。
よく考えれば、千尋が湯婆婆と契約を終えたあと、スタンバっていたかのようにハクが登場しています。
それを踏まえると、
のかもしれません。
弟子モードのハクは湯婆婆の手下そのものなので、千尋に冷たかったことも辻褄が合います。
ハクはツンデレだった?
「ハクがただのツンデレだった」ということも考えましたw
これはちょっとふざけた考察ではありますが、まぁ可能性はゼロではないかなと。(ほぼないでしょうけどw)
仮にハクのツンデレだとしたら、ハクはかなりのツンデレ上級者w
⇩
・エレベーターのシーンでは突き放す(ツン)
⇩
・翌日”謎のおにぎり”を握ってくる(デレ)
⇩
・千尋謎の号泣&早食い(キュン)
上記の流れによって、千尋のポケットからキュンが溢れでたのは想像に難しくありません。
あまりのギャップに、千尋の心も鷲掴みにしょうね~。
これハクの常套手段(じょうとうしゅだん)だったらウケますよねw
【千と千尋の神隠し】ハクがエレベーターでなぜ冷たいのかまとめ
エレベーター内でのハクが千尋に冷たい理由は、作中でも明言されていません。
考えられるものとしては、
- 湯婆婆や従業員に怪しまれないため
- 湯婆婆は油屋(湯屋)内のことを把握できるから
- 本当に二重人格だった
- ハクが2人いる
- ハクはあやつり虫に操られていた
- ハクはツンデレだった
などでしょうか。
ハクが冷たい真意は不明なので、観ている側の捉え方で意見が分かれそうですよね~。
しかし、湯婆婆との関係やハクの油屋(湯屋)での立場を考えると、
- 湯婆婆や従業員に怪しまれないため
- 湯婆婆は油屋(湯屋)内の事は把握できるから
- ハクはあやつり虫に操られていた
などが、有力な理由として考えられそうです。
まぁ、初回から魔法を使って千尋の助けるなどしていますから、”優しい”というのがハクの基本かもしれません。
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コメント
ハクがスタンバっていたのではなく、湯婆婆が散らかった部屋を片付けている時に金の綱?みたいなのをひいてベルを鳴らしてるのでそれで呼んだのではないでしょうか…??
まゆさんコメントありがとうございます^^
本当にスタンバっていたわけではないと思いますが、「湯屋最上階の湯婆婆の部屋まで短時間で来た」ことを考えると、ハクがある程度近くにいた可能性はありますよね~。
で、その場合、
・「ハクが千尋を心配して近くまで来ていた」
・「湯婆婆がハクを近くまで呼んでいた」
のどちらかの可能性が高そうです。
ハクが意味もなく湯婆婆の部屋の近くにいるのは明らかにおかしいですから、あらかじめ近くに呼んでいたと考えるほうが自然な気がしました。
千尋を働かせるにしろ、
始末するにしろ、
子豚にしてやるにしろ、
「後始末をさせる人物が必要だったから」と個人的には考えています。
で、その瞬間のハクは、彼の意思ではなく「あやつり虫の影響下にあって、さらにその影響で性格が悪くなった」という考察でした。
ちなみに、まゆさんが言われているのは金の綱で「ハクが瞬間移動的に最上階に召喚された」という意味でしょうか?
仮にそうだとすると、あやつり虫の影響というよりも、ハクの機転による性格の変化の可能性が大きそうですね~。
ジブリ作品は詳細が明かされない分、色んな捉え方ができて本当に面白いです^^