千と千尋の神隠しの湯婆婆をおばあちゃんと呼んだ理由は?セリフの意味を考察

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映画・千と千尋の神隠しの終盤で千尋が湯婆婆のことを「おばあちゃん」と呼ぶシーンがあります。

 

急に「おばあちゃん」と呼ぶ千尋には、湯婆婆だけでなく観ている僕らもびっくりですよねw

 

千尋はなぜ急に湯婆婆をおばあちゃんと呼ぶようになったのでしょうか?

 

今回は千尋が湯婆婆をおばあちゃんと呼んだ理由やセリフの意味について書いていきます。

 

 

千と千尋の神隠しの湯婆婆をおばあちゃんと呼んだのはなぜ?

物語中では千尋は湯婆婆のことを「湯婆婆」としか呼んでいません

 

しかも、「湯婆婆」と千尋が言ったのは数えるほどですし、湯婆婆本人を目の前にして名前を呼ぶこともありませんでした。

 

それが物語の終盤になった途端、急に「おばあちゃん」なんて呼び始めるからびっくりです。

 

湯婆婆本人も「お、おばあちゃん?」と驚きを隠せない感じでしたねw

 

湯婆婆がオウム返しというか聞き返すことで、一層謎が深まるセリフになった気がします。

 

そもそも油屋(湯屋)の従業員にとっては湯婆婆は上司のはずで、「おばあちゃん」なんて言われたこともないはずです。

 

なのに千尋が急に「おばあちゃん」と呼ぶものだから、呼ばれた本人の湯婆婆だけでなく視聴者にも疑問が残る結果に・・・w

 

なぜ千尋は湯婆婆を「おばあちゃん」と呼んだのでしょうか?

 

 

湯婆婆をおばあちゃんと呼んだセリフの意味や理由を考察

実は千尋が湯婆婆を「おばあちゃん」と呼んだ意味や理由については公式ではっきり明言されてはいません。

 

ですので、おばあちゃんと呼んだ意味や理由については観ている人の想像や感性に委ねられることになります。

 

そこで、ここではネットでの感想や僕の個人的な意見を交えて「おばあちゃん」と呼んだ意味や理由について考察していきます。

 

では早速見ていきましょう!

 

 

千尋が成長し湯婆婆が怖くなくなった

まず1番最初に考えられる理由が”千尋が成長し湯婆婆が怖くなくなった”というものです。

 

油屋(湯屋)に来たばかりの千尋は全てに怯えており、非常に頼りない印象でした。

 

湯婆婆と最初に会ったときも、得体のしれない湯婆婆に対して震えていましたよね。

 

しかし、物語が進むに連れ、オクサレ様(名のある川の主)の浄化やハクの救出、暴走するカオナシの沈静化など強烈な問題を次々に解決してきました。

 

それらの問題を、自ら考えて行動することが出来るようになった千尋はまさに”自立した人間”。

 

千尋は10歳という年齢ではありますが、もはや立派な大人と言えます。

 

体は小さいですが、豚にされた非常識な両親よりも物語の中盤以降の千尋の方がとても大人にみえます。

 

様々な経験をした千尋の中では、湯婆婆は無駄に恐れる存在ではなくなったように見て取れます。

 

もちろん湯婆婆は怖い存在ではあるんですが、”過度に怖がる必要はない存在”と千尋は気付いたんでしょうね。

 

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湯婆婆が単純におばあちゃんだから

これはネットで見つけた理由です。

 

湯婆婆は誰が見てもおばあちゃんの容姿をしています。

 

なので、”湯婆婆が単純におばあちゃん”だから、千尋が「おばあちゃん」と呼んだということらしいです。

 

これはかなりシンプルな考え方ですよねw

 

年齢は分かりませんが、確かに大人から見ても湯婆婆はおばあちゃんですから、子供の千尋からしたら相当なおばあちゃんに見えているはず。

 

それを千尋はありのままに口に出したのではないか?とネットの一部のファンは言っています。

 

しかし、これが理由だとしたら、千尋の「おばあちゃん」というセリフには意味がほとんどないことになります。

 

本当にただ「おばあちゃん」と読んだだけと考えるのはちょっと難しそうです。

 

あれほど恐れていた湯婆婆をおばあちゃんと呼ぶくらいですから、それ相応の理由やキッカケがありそうですが・・・。

 

見た目がおばあちゃんという事は事実で理由の1つにはなっているかもしれませんが、本質的な理由ではない気がしますがどうでしょうか?

 

それとも息子の坊が「ばぁば」なんて読んでいるからそれが移ったんでしょうか?

 

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双子の銭婆と同じ顔に親近感が湧いた

湯婆婆には”銭婆”という双子の姉がいます。

 

銭婆は魔女のハンコを盗んだハクを式紙で追い込んだり、ハンコに強力な魔法をかけて命を蝕むようしたりと、一見湯婆婆のように怖い魔女です。

 

しかし、それは敵に対してのことで、実際は内面がとても穏やかな物わかりの良い魔女でした。

 

千尋やカオナシ、坊などを気にかける姿や、魔法に頼らないで生活する姿は湯婆婆とは対照的。

 

物語を観た人の中には、「最後の親豚を当てるシーンで役立ったのでは?」と噂される髪留めをくれた”優しい魔女”のイメージもあると思います。

 

千尋はそんな銭婆に対して、親しみを込めて「おばあちゃん」というセリフを言っていましたよね。

 

湯婆婆と銭婆は顔が全く同じのため、湯婆婆を観たとき銭婆の姿を思い出して、親しみを込めておばあちゃんと呼んだのかもしれません。

 

確かに顔や声が全く一緒であれば、少し前まで一緒にいた良い魔女の印象が勝って「おばあちゃん」と言ってしまうのも分かりますw

 

気を許した”おばあちゃん”が目の前にいたことで、湯婆婆のことも愛おしくなったのかもしれませんね!

 

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まとめ

映画・千と千尋の神隠しで千尋が湯婆婆を「おばあちゃん」と呼ぶ理由は、

 

・千尋が成長し湯婆婆が怖くなくなった

・湯婆婆が単純におばあちゃんだから

・双子の銭婆と同じ顔に親近感が湧いた

 

などが考えられます。

 

こうやってまとめてみるとどれも考えられる理由ばかりですね~。

 

もしかすると上記の理由が全て千尋の中に存在し「おばあちゃん」というセリフになったのかもしれません。

 

そのセリフの意味には”千尋なりの親しみ”が込められていたのは確かなようです!

 

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