【千と千尋の神隠し】ハクの橋での魔法・呪文は何?桜を吹く技と私が時間を稼ぐの意味について

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千と千尋の神隠しでは、油屋(湯屋)の橋に迷い込んだ千尋を、ハクが逃がすシーンがあります。

「私が時間を稼ぐ!」といいながら、『桜のようなもの』を吹いて魔法をかけているシーンですね。

 

ジブリらしい不思議なシーンではありますが、

  • 「結局ハクはなんの魔法を使ったの?」
  • 「魔法にはなんの意味があったの?」

と、感じた人も多かったのではないでしょうか?

 

ということで今回は、ハクが橋の上で使った魔法について書いていきます!

【千と千尋の神隠し】ハクの橋での魔法・呪文は何?

出典:スタジオジブリ 千と千尋の神隠しより

 

橋の上では、ハクが息を吹きかけて「桜吹雪のようなもの」を出しました。

提灯(ちょうちん)に明かりが灯ると「千尋には不利なことが起こる」ようで、「私が時間を稼ぐ!」といって彼女を逃していましたよね。

 

ハクのセリフから追っかけると、

「油屋(湯屋)に紛れ込んだ千尋を助けるための魔法」

だったようです。

 

なんの効果はあったのかは謎ですが、ハクの魔法のおかげで千尋は一時的に助かったのでしょう。

 

ハクは湯婆婆に弟子入りした魔法使いですので、物語中でも様々な魔法を使っていましたよね。

 

  • 橋の上の魔法
  • 脚が動かない千尋を俊足にする魔法
  • おにぎりに”まじない”をかける

などなど、魔法使いらしい描写が多いです。

 

その中でも、やはり1番謎めいているのが「橋の上で桜を吹く魔法」でしょう。

あの技の正体について、もう少し深堀りしていきます。

 

 

桜を吹く技の正体は『鱗(ウロコ)』!

ハクの呪文は「桜吹雪」にみえますが、どうやら吹いている物体の正体は鱗(ウロコ)のようです。

実は”千と千尋の神隠しの絵コンテ”にも、ハクの魔法の正体が書かれていました。

 

 

ハクが自分の本名を千尋から伝えられて、体中の鱗が全て剥がれ落ちるシーンがありますよね?

橋でハクが吹いた物体は、どうやらあの「剥がれ落ちる鱗と同じ物」のようです。

 

 

桜吹雪の魔法と思っている人も多いようですが、あの物体はハクの鱗が正解ということになります。

 

魔法の効果は不明

魔法の正体もすることながら、

「鱗の呪文にはどんな意味や効果があったのか?」

ということも気になるところ。

 

で、さっそく調べましたが、「魔法の効果」に関しては公式での情報はありませんでした。

なので、効果については「視聴者の捉え方によって変わる」というのが現状ですね。

 

ここについては、さらに情報収集をしつつ、関連しそうな情報があれば追記していきます。

 

【千と千尋の神隠し】”私が時間を稼ぐ”の意味から考察!

さきほども書いたとおり、魔法の効果は現状不明です。

 

とはいえ、ハクは、

「私が時間を稼ぐ」

なんていっていますし、ここらへんが魔法効果のヒントになっているかもしれません。

 

 

ハクのセリフと作中の描写から考えられるものといえば、以下のものでしょうか。

 

  • 時間を遅らせる
  • 千尋(人間)のニオイを消す
  • 千尋(人間)の姿を見えなくする

 

ここでは上記について、深堀りしながら、解説・考察していきます。

 

時間を遅らせる

「時間を稼ぐ」というハクの言葉どおり、あの橋での呪文は、

「時間を遅らせる意味があった」

と考えられますよね。

 

作中では、ハクが本来の名前を思い出したとき、鱗がすべて剥がれましたよね?

 

すべての鱗が剥がれ落ちたことで「ハクの人生が再度動きだす描写」は、

「鱗には時間(人生)を停止させる効果がある」

といったことの表れかもしれません。

 

ハクの鱗には「時間を止める効果」があり、実際に千尋を逃がすための時間稼ぎをした可能性はありそう。

 

 

千尋が橋に来たときは、ちょうど油屋(湯屋)に提灯に明かりが灯り始めた時間帯。

恐らく提灯が灯ることによって、従業員や神様達が動き始めるのでしょう。

 

ハクはその時間を少しでも遅らせて、千尋を逃がそうとしたのかもしれません。

 

とはいえ、強大な力をもつ湯婆婆が治めている油屋(湯屋)です。

ハク1人で抑えられるものではなく、結局すぐに日が暮れてしまった可能性があります。

 

 

千尋(人間)のニオイを消す

時間を遅らせることは大前提として、その他にも「魔法で人間のニオイを消す」という効果もあったのではないでしょうか?

 

喋るカエルが千尋のニオイに気付いたように、人間のニオイはあの世界ではかなり強いものです。

湯屋の連中が動き出す前に、千尋のニオイを1度リセットしたかったのかもしれません。

 

 

橋は油屋(湯屋)へと入る入口でもありますから、千尋のニオイが残っていると大騒ぎになります。

人間のニオイを消して、湯婆婆や従業員にバレないように千尋を逃がすという思惑があったのかもしれません。

 

 

千尋(人間)の姿を見えなくする

ハクの魔法には、

「千尋の姿を見えなくする効果」

もあった可能性があります。

 

実際に魔法をかけた橋の上では、千尋の姿はだれにもみえなくなっています。

結局ニオイではバレてしまいましたが、「視覚的なものでは確認できないようになっていた」のでしょうね~。

 

出典:スタジオジブリ 『千と千尋の神隠し』より

 

ハクが自分の正体を見失っていたように、鱗には姿を隠す効果があったのかもしれません。

 

「目から鱗が落ちる」なんて言葉がありますが、「ハクが鱗を使って千尋をみえなくした」と考えるのもおもしろいですよね。

 

【千と千尋の神隠し】鱗の魔法に効果はあったのか?

なんやかんや書きましたが、

「結局鱗の魔法の効果はあったの?」

ということも気になるところ。

 

「私が時間を稼ぐ!」なんていっておきながら、あっという間に日は落ちてましたもんね~w

「魔法の意味ってあったの?」と思ったのは筆者だけではないはずです。

 

 

で、ここについても公式では触れていないので、本当の部分はわかりません。

 

あくまで予想ではありますが、

湯婆婆や油屋(湯屋)の影響力を、ハクの魔法で「橋の部分だけ取り除いた」

のかもしれませんね。

 

本来あの時間帯になったら、湯婆婆の影響力がすべてを包むのでしょう。

それを鱗の魔法によって、「橋だけはその力を受けないようにした」という可能性は高そう。

 

実際に作中でも、「橋で息をすると魔法が切れる」的な表現がありました。

それを踏まえると、ハクの魔法自体にはしっかりと意味があったのでしょう。(何故かカオナシは見えていたようですが)

 

 

まぁ、豚になった両親もいたので、結局人間が迷い込んでいることがバレていましたけどw

千尋だけなら隙を見計らって、あの世界から脱出できたかもしれませんね~。

 

いずれにしても、ハクの魔法があったからこそ序盤で千尋が生き延びれたことは間違いなさそうです。

 

 

【千と千尋の神隠し】ハクの花びらの魔法・呪文についての考察まとめ

千と千尋の神隠しでハクが橋の上で使った魔法は、鱗を使った呪文でした。

「私が時間を稼ぐ」というだけで、どれほどの効果や意味があったかは明確ではありません。

 

作中の描写を踏まえると、

  • 時間を遅らせる
  • 千尋(人間)のニオイを消す
  • 千尋(人間)の姿を見えなくする

という効果があった可能性は高そう。

 

結果としてはみつかってしまいましたが、ハクの魔法がなければ違った形になっていたのは間違いないですね。

 

物語中のハクが冷たいという意見もあるようですが、やはり千尋をかばう優しい存在なのかもしれません。

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