映画・千と千尋の神隠しに登場するリンって千尋にかなり優しいですよね。
なぜリンは人間である千尋に優しくしてくれたのでしょうか?
それでは早速、リンが千尋に優しい理由やリンの正体について見ていきましょう!
千と千尋の神隠しでリンが優しいのには秘密や理由がある?
油屋(湯屋)に迷い込んだ千尋をエレベーターに乗せてあげたり、気にかけて面倒を見てあげたりと、リンは千尋にとても優しいです。
千尋がいなくなって少し寂しいリン
【千と千尋の神隠し】 pic.twitter.com/7RexaRGgb9— つっく🍙 (@tukku727) January 26, 2019
言動は少々荒っぽいですが、千尋をいちいち心配してくれて千尋への優しさが伝わってきます。
リンがいなければ千尋は湯婆婆にも会えなかったし、油屋(湯屋)での生活もまともに出来なかったでしょう。
人間である千尋は油屋(湯屋)の中では煙たがられていますが、リンは千尋を見下したりすることもなく面倒を見てくれています。
みんなが千尋を厄介者扱いする中で、リンはどうして千尋に優しかったのでしょうか?
リンが千尋に対して優しい理由についてちょっとまとめてみました。
・リンは手下を欲しがっていた
・千尋と気が合う
・リンの元々の性格が優しい
映画での物語を観ている範囲で考えられるのはこんなもんでしょうか。
では上記を少し深堀りしてみてみましょう。
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リンは手下を欲しがっていた
ハクがリンに「手下を欲しがっていたな」的なことを言っていたのを覚えていますか?
ハクのこの言葉から分かるように、リンは使い勝手の良い手下を探していたようです。
念願の手下ということで、千尋を大事に扱っていた可能性はあります。
・・・いや、ないかな?w
手下を欲しがっていた割には、リンは千尋のことを対等に扱っていたように感じます。
手下というよりはかわいい子分って感じで、優しく接してくれたのかもしれません。
最終的には妹を心配するお姉さんって感じでしたねw
千尋を好きになった
リンが単純に千尋を好きになり、千尋に対して優しくなったということも考えられます。
名のある川の主を浄化したり、ハクや海の向こうの街のことなど話したりすることで2人の距離はかなり縮まっています。
リンは千尋と共に過ごすことで千尋を好きになったのかもしれません。
ただこれはリンだけではなく、ハクや坊、釜爺やカオナシなども該当するため、そもそも千尋が他人に好かれやすい体質なんでしょう。
千尋に好意を抱いた登場人物は例外なく千尋に優しいです。
ハクがエレベーター内で千尋に冷たくするシーンもありますが、それは恐らくわけありでしょう。
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リンの元々の性格が優しい
まぁ、1番はここでしょうねw
リンって口は悪いけど相当優しい性格のような気がします。
千尋が最上階の湯婆婆のところへ行ったときも心配していたし、働く契約をしたときも喜んでくれていました。
また、具合が悪くなった千尋を心配したり、ご飯を率先して取りに行ってあげたりと、リンは本当に良いやつです。
恐らく根っからの性格が優しくて、それが千尋への対応にも表れているんでしょうね~。
元々の性格が優しいので、ふとした瞬間の言動に滲み出ている可能性も十分にありますね!
モデルになった動物やリンの正体や設定
リンが優しい理由を考えて上述しました。
しかし、リンが千尋に優しいのにはもっと別の理由や秘密があるようです。
それはリンのモデルになった動物やリンの正体にヒントがありました。
リンのモデルになった動物は狐
リンのモデルになった動物はどうやら”狐”のようです。
油屋(湯屋)に登場する労働者達は、男性がカエル、女性がナメクジをモチーフにされているとのこと。
で、人間に近い容姿のリンは狐をモチーフにしているようです。
リンのほかにも人間に近い容姿の女性は多いですが、それらも狐をモチーフにしていると言われているようです。
ネットの情報では男性の従業員はカエル、着物を着て接客する面長の女性がナメクジ、清掃などの裏方担当が狐という設定みたいです。
とは言いつつ、りん以外の清掃員たちに狐っぽい女性はいない感じなので、ほかの女性は狐以外の動物をモチーフにしている可能性も高そうです。
そう言えばリンはどことなく狐顔ですが、まさかこのような裏設定があろうとは驚きですね~。
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リンの正体は白狐
モデルになった動物は狐ですが、リンの正体は”白狐(びゃっこ)”と呼ばれる存在みたいです。
リンの元の姿は白狐
★千と千尋の神隠し pic.twitter.com/3DGAawDshn
— アニメの噂 (@animeno_) August 12, 2019
「千と千尋の神隠し」の油屋で働いているリンは、実は白狐である
— ミステリー好き腐女子 (@mayumi757) August 14, 2019
神様の使いとして古くから祀られており、日本では全国で崇められています。
公には公開していない情報のようですが、宮崎駿監督の原画みたいなイラストでリンが白狐であることが書かれているようです。
で、白狐について調べたらこのようなことが分かりました。
・白狐は”善狐(ぜんこ)”の代表格
・白狐は霊的世界の住人
・人間に幸福をもたらす
・人間を導いてくれる
どうでしょうか?
まさにリンが千尋にやった行動が白狐の特徴とかぶる気がしませんか?
善狐とは人間に対して有益な存在のようで、逆に悪いものは悪狐や野狐などと言われているようです。
これを踏まえて考えると、リンは人間である千尋にとって有益な存在であり、リンからすれば千尋は守るべき存在であったことが分かります。
リンが千尋に優しいのは千尋との関係や元々の性格もあるんでしょうが、このような裏設定が影響している可能性も十分に考えられますね!
リンの名前は本名なのか
リンの正体を調べて気になったのがリンの本名です。
千尋は萩野千尋という名前から”千”という名前に変えられました。
ということは、白狐であるリンも本名を湯婆婆に取られている可能性もあります。
ですが、どうやらリンの本名は決まっていないみたいです。
千と千尋の神隠しでは人気のキャラクターの1人ですから、本名があれば知りたいところですが残念です^^;
ちなみに、千と千尋の神隠しの絵コンテには、釜爺のセリフで「本当の名前を魔女には秘密にしている」的なことが書いてあるようです。
リンも「油屋(湯屋)を辞めて海の向こうの街に行く」的な発言をしているので、釜爺同様に湯婆婆に完全に支配されていない気がします。
名前を完璧に支配されるとハクのように操られてしまいますから、リンという名前が偽名の可能性も十分に考えられます。
まぁ、ハクの場合は自ら湯婆婆の弟子になり、あやつり虫も仕込まれていましたから、リンとはまた立場が違うのかもしれませんね。
関連:千と千尋の神隠しのハクが魔法使いになった理由は?湯婆婆の弟子になったのはなぜ?
まとめ
リンが千尋に優しい理由はリンの正体に秘密があったことが考えられます。
もちろん元々リンが優しいといったこともあるんでしょうが、白狐について調べれば調べれほど、優しい理由に納得できます。
豚になった両親を当てることが出来たのも案外リンのおかげだったりして?w
関連:千と千尋の神隠しで豚の両親がいないと当てる理由は?最後なぜわかったのかを考察
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