【千と千尋の神隠し】リンが優しいのには秘密がある?モデルの正体や設定についても

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映画・千と千尋の神隠しに登場するリンは、千尋にかなり優しいですよね。

油屋(湯屋)が存在する世界では、人間は歓迎されない存在です。

 

そんな中で、

「なぜリンは人間である千尋に優しくしてくれたの?」

と思った人も多いはず。

 

そこでこの記事では、リンが千尋に優しい理由やリンの正体についてみていきましょう!

【千と千尋の神隠し】リンが優しいのには秘密がある?

油屋(湯屋)に迷い込んだ千尋を、

  • エレベーターに乗せてあげる
  • 気にかけて面倒を見てあげる

などなど、リンは千尋にとても優しかったですよね。

 

 

人間である千尋は油屋(湯屋)の中では煙たがられていますが、リンだけは千尋を見下したりすることもなく面倒をみてくれています。

 

みんなが千尋を”厄介者扱い”する中で、

「リンはどうして千尋に優しかったのか」

が気になりますよね?

 

リンが千尋に対して優しい理由については、残念ながら作中でも明らかにされていません。

作中の描写から考えられるものとしては、下記のものでしょうか。

 

  • リンは手下を欲しがっていた
  • 千尋と気が合う
  • リンの元々の性格が優しい

 

ここからは上記について、もう少し深堀りしてみていきます。

 

リンは手下を欲しがっていた

作中で、ハクがリンに対して、

「手下を欲しがっていたな」

的なセリフをいってたのを覚えていますか?

 

ハクのこの言葉から分かるように、リンは使い勝手の良い手下を探していたとのこと。

「念願であり、貴重な手下」ということで、千尋を大事に扱っていた可能性はありますよね~。

 

とはいえ、手下を欲しがっていた割には、リンは千尋のことを”対等に扱っていた”ように感じます。

 

手下というよりは、

  • 妹分
  • 相棒
  • かわいい子分

といった感じかもしれません。

 

最終的には、「妹を心配するお姉さん」といった立ち位置でしたねw

 

千尋を好きになった

リンが単純に千尋を好きになり(気に入った)、千尋に対して優しくなったということも考えられます。

 

  • 一緒に名のある川の主を浄化する
  • 「ハク」や「海の向こうの街での夢」の話

などなど、2人の距離は急速に縮まりました。

 

リンは千尋と共に過ごすことで、千尋を気に入り好きになったのかもしれません。

ただこれについては、リンだけではなく、ハクや坊、釜爺やカオナシなども該当すること。

 

千尋に関わった登場人物は、例外なく彼女に優しくなります。

そもそも「千尋が他人に好かれやすい体質」なんでしょうね~。

 

そういえば、作中ではハクがエレベーター内で千尋に冷たくするシーンもありました。

あれについては、恐らくなにかの訳があったのでしょう。

 

 

リンの元々の性格が優しい

いろいろと書きましたが、1番はここに繋がりますw

リンは言動はキツいですが、根っこは優しい性格なんでしょうね~。

 

千尋が最上階の湯婆婆のところへ行ったときも心配していたし、働く契約をしたときも喜んでくれていました。

 

さらには、

  • 具合が悪くなった千尋を心配する
  • ご飯を率先して取りに行ってあげる

などなど、リンは本当に性格の良いやつです。

 

恐らく根っからの性格が優しくて、それが千尋への対応にも表れているんでしょうね~。

 

元々の性格が優しいので、ふとした瞬間の言動に優しさが滲み出ているように感じます。

 

【千と千尋の神隠し】モデルになった動物・リンの正体や設定について

ここまで「リンが優しい理由」を考えて書いてきました。

 

しかしながら、リンのモデルになった動物や彼女の正体についても調べてみると、そちらも関係している気がしました。

 

「リンの正体が、なぜ千尋への優しさに繋がるのか」

 

ここでは上記について深堀りしていきます。

 

リンのモデルになった動物は『狐(きつね)』

リンのモデルになった動物はどうやら”狐(きつね)”のようです。

 

公式情報では、油屋(湯屋)に登場する労働者達は、

  • 男性の従業員はカエル
  • 着物を着ている面長の女性がナメクジ
  • 風呂の清掃などの裏方担当が狐

という設定みたいです。

 

で、人間に近い容姿のリンは狐をモチーフにしているようですね。

 

 

リンのほかにも「人間に近い容姿」の女性は多いですが、それらも狐をモチーフにしているとかいないとか。

 

いわれてみれば、リンはどことなく狐顔ですよね~。

まさかこのような裏設定があろうとは驚きです。

 

 

リンの正体は『白狐(びゃっこ)』

モデルになった動物は狐ですが、リンの正体は「白狐(びゃっこ)」と呼ばれる存在みたいです。

 

最近ではジブリ公式のSNSで紹介されていました。

 

 

白狐は”神様の使い”として古くから祀られており、日本全国で崇められています。

 

で、白狐について深堀りしていくと下記のようなことが分かりました。

 

  • 白狐は”善狐(ぜんこ)”の代表格
  • 白狐は霊的世界の住人
  • 人間に幸福をもたらす
  • 人間を導いてくれる

 

かなり興味深い情報ではないでしょうか。

リンが千尋にやってあげた行動と、上記の白狐の特徴とカブりますよね。

 

善狐(ぜんこ)とは「人間に対して有益な存在」のようで、逆に悪いものは「悪狐(あっこ)」や「野狐(やこ)」などと呼ばれているのだとか。

 

これを踏まえて考えると、

  • 人間である千尋にとって「リンは有益な存在」
  • リンからすれば「千尋は守るべき存在であった」

ということが分かります。

 

リンが千尋に優しいのは、性格や相性の良さもあるんでしょう。

一方で、このような裏設定が影響していると考えるとおもしろいですよね~。

 

【千と千尋の神隠し】リンの名前は本名なのか

リンの正体は明らかになりましたが、彼女の本名も気になります。

 

千尋は萩野千尋という名前から、”千”という名前に変えられました。

ということは、白狐であるリンも本名を湯婆婆に取られている可能性もありますよね?

 

で、さっそく調べてみましたが、リンの本名については情報が一切ありませんでした。

おそらく公式で本名自体決めていないのかもしれません。

 

ただ、千と千尋の神隠しの絵コンテには、釜爺のセリフで、

「本当の名前を魔女には秘密にしている」

的なことが書いてあるようです。

 

 

そういえば、作中でリンは、

「油屋(湯屋)を辞めて海の向こうの街に行く」

的な発言をしていました。

 

そのセリフを踏まえると、釜爺同様に湯婆婆に完全に支配されていない気がします。

 

名前を完璧に支配されるとハクのように操られてしまいます。

(まぁ、ハクの場合は自ら湯婆婆の弟子になり、あやつり虫も仕込まれていましたから、リンとはまた立場が違うのですが)

 

だとすれば、「リンという名前が偽名だった」という可能性も十分に考えられますよね~。

 

 

【千と千尋の神隠し】リンが優しい理由と正体との関係まとめ

リンが千尋に優しい理由は彼女の正体に秘密があった可能性が高そう。

 

もちろん元々リンが優しいといったこともあるんでしょう。

しかしながら、白狐について調べれば調べれほど、千尋に優しかった理由に納得できます。

 

豚になった両親を当てることが出来たのも、案外リンのおかげだったりして?w

あっ、坊も地蔵菩薩説があるので、たくさんのキャラの力を借りたのかもしれませんね!

 

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