鬼滅の刃に登場する上弦の伍・玉壺は、時透無一郎に斬られて消滅しました。
通常鬼が消滅するときには「過去の回想」があり、読者は鬼たちに対しての理解を深めます。
しかしながら、玉壺に関しては過去が一切触れられないまま消滅w
と思った人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、玉壺が鬼になった理由や人間時代の回想がない理由などを書いていきます。
※単行本ベースで書いているので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。
【鬼滅の刃】玉壺が鬼になった理由や昔のことが謎のまま?
主要な鬼は消滅するときに人間時代の回想などの描写があります。
それらの描写があることで、読者はその鬼への理解を深めて切なさや悲しさを感じますよね。
玉壺は上弦の伍という「目立つポジションの鬼」でありながら、
- 鬼になった理由
- 人間時代の過去
といった部分が、一切明かされないままに消滅しました。
玉壺は「得体の知れない存在」だけに、人間時代がかなり気になります。
作中ではまったく触れられていませんが、実は公式ファンブックで玉壺の過去が少しだけ明らかになっていました。
玉壺は漁村生まれだった
公式ファンブックに記載された情報でおもしろいのが、玉壺が「漁村の出身だった」というものです。
玉壺さん漁村育ち設定なの笑う
— すりずに (@surizuni) November 17, 2020
玉壺の姿や血鬼術には”魚を彷彿とさせるのもの”が多いですよね。
鬼は人間時代の思考が姿や能力に強く現れますが、玉壺もしっかりと鬼の特性が反映されています。
玉壺殿、海の近くで育って、魚を捕まえて遊んでたから魚の血鬼術使ってたんだ…めちゃかわじゃん…
— 千見※あくまで個人の見解です! (@drysugardrop39) December 18, 2020
玉壺についてはジャンプ連載当時から、「なぜ姿や攻撃が海系なの?」と話題になっていました。
謎な部分ではありましたが、彼の故郷がしっかり関係していたんですね~。
人間時代の名前は『益魚儀(まなぎ)』
公式ファンブックに玉壺の人間時代の名前についても書かれていました。
彼の人間時代の名前は『益魚儀(まなぎ)』。
鬼化後のキショさからは、想像もできなくらい可愛い名前でビックリw
名前だけみると「中性的な美少年の姿」が思い浮かびます。
名前の意味なんかも気になったので、各漢字についても少し調べてみました。
名前の文字 | 文字の意味 |
---|---|
益 |
|
魚 |
|
儀 |
|
「ためになる」「模範」「規則」などなど、玉壺らしからぬ言葉が並んでいますね。
親は彼のことをとても大事に想って付けた名前なんでしょうね~。
あんなろくでもない奴でも、「想ってくれる人間がいたんだな」と考えると、改めて鬼への虚しさがこみ上げてきます。
魚の死骸を集める変態・気持ち悪い思考
素敵な名前があった益魚儀(まなぎ)少年。
さぞかし”さわやかな好青年”だったのだろうと思いきや、
- 「違う種類の魚を縫い合わせる」
- 「壺に鱗や骨を溜める」
などなど、人間時代から異常行動を繰り返していた変態だったようです。
(※こちらは公式ファンブック1巻に記載されていた情報ですね)
鬼になってからは、「自分の体を改造するのが好きだった」とのことですが、これは人間時代からの変態の名残りといってもよさそうですね。
さらになんですが、益魚儀(まなぎ)少年は、
という、気持ち悪い思考の持ち主だったとのこと。
(※玉壺の親は漁師だったらしいですね)
親の水死体をみて感動するなんて相当イカれていますよね~。
童磨もヤバめな性格でしたが、玉壺が上弦で1番気持ち悪いヤツかもしれません。
鬼になるヤツは基本的に性格に難ありです。
鬼になったのは偶然だった
そんな玉壺が「鬼になった理由や経緯」については、割と偶然の要素が多いんです。
自分をからかった漁村の子供の命を奪ってしまい、「その親の報復で益魚儀少年も瀕死の状況になった」とのこと。
で、瀕死のところに「無惨がたまたま通りかかった」ときに鬼にされたのだとか。
- 瀕死であったこと
- たまたま無惨が通りかかったこと
上記のように、偶然が重なったからこそ玉壺は誕生したといえます。
少しタイミングがズレれば、玉壺という鬼は存在すらしなかったかもしれません。
玉壺に命を奪われた人間は多いでしょうが、ほんの少しの偶然がキッカケとは皮肉なものです。
ちなみに、玉壺の作る壺は高く売れるようで、鬼側の資金源の1つです。
漁村の瀕死の子供が、そこまで貢献してくれるのですから、無惨としては文字通り「儲けもの」ですよね。
【鬼滅の刃】玉壺の人間時代の回想がないのはなぜ?
「玉壺の人間時代の謎」については、公式ファンブックで触れられたので多少はスッキリしました。
とはいえ、ファン的には作中で回想してほしかったのが正直なところ。
冒頭付近でも触れましたが、鬼は消滅するときに「人間時代の回想」があります。
それが読者の感動を誘いますし、「鬼滅の刃の醍醐味」と感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし玉壺はそんな”醍醐味”もすっ飛ばし、サクッと退場。
あっさりすぎて、ネット上では「実は玉壺は生きている?」という生存説まで囁かれたほどですw
公式でも触れられていない部分ですが、回想がない理由として以下のもの考えられます。
- 人間時代がクズすぎたから?
- 回想するほどの過去ではないから?
簡単ではありますが、上記についてもう少し考えてみます。
人間時代がクズすぎたから?
玉壺の人間時代の回想がないのは、シンプルに「人間時代の玉壺がクズ過ぎたから」ではないでしょうか?
玉壺は人間時代から芸術と称して、
- 魚などを縫い合わせる
- 親の亡骸に感動を覚える
といった変態の異常者です。
鬼の消滅シーンは、「人間の感情や世間の不合理」といったものが読者の心とリンクすることで、作品に引き込まれます。
しかし、クズ行動を繰り返していた玉壺の過去が読者に刺さることはほぼほぼないでしょうね~。
たしかにネタにはなりそうですが、クズすぎる胸くそシーンはたしかに作品としては不必要な気もします。
回想するほどの過去ではないから?
玉壺は異常行動を繰り返していたため、生まれ育った漁村でも孤立していました。
孤立して作品作りに没頭していたため、回想するほど目立った人間関係がなかった可能性もありますよね。
- 「引きこもりで人間関係がほぼない」
- 「気持ち悪い作品ばかり作って孤立」
といった過去を描かれても、たしかに読者も困りますねw
さすがのワニ先生も、「クズ鬼のエピソードの深堀り」はやる気が起きなかったのかもしれません。
人間時代がまともだったら、もう少し深堀りされていた可能性は高そうです。
【鬼滅の刃】玉壺(ぎょっこ)の過去についてのまとめ
「玉壺が鬼になった理由や経緯」は、玉壺が瀕死のところに無惨が通りかかり鬼にされたからです。
なので、割と偶然が重なったことで、玉壺というキショい鬼が誕生したんですね。
消滅するときに玉壺の人間時代の回想が一切描かれなかったのは、
というのが大きいかもしれません。
とはいえ、ワニ先生の頭のなかで構想が寝られている可能性もありますよね。
その場合はぜひとも「鬼外伝」的な別紙で描いて貰いたいところです。
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