黒死牟は縁壱の笛をなぜ持っていた?兄弟の関係から理由を考察!

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黒死牟と縁壱さんが笛を持ち続けていた理由 鬼滅の刃

上弦の壱・黒死牟が消滅するとき、弟・縁壱さんにあげた笛を持っていました。

縁壱さんに凄まじい嫉妬をいだき憎んでいた黒死牟。

 

筆者同様に、

「なぜ憎んでいた縁壱さんの笛を数百年も持ち続けていたの?」

と、疑問に感じた人も多いのではないでしょうか?

 

一方で、「鬼堕ちした兄から貰った笛」を持ち続けていた縁壱さんの心境もかなり気になるところ。

そこで今回は、黒死牟と縁壱さんが、それぞれなぜ笛を持ち続けていたのかについて書いていきます!

 

※単行本ベースで書いていますので、アニメ派の人はネタバレに注意してください。

【鬼滅の刃】黒死牟(こくしぼう)は縁壱(よりいち)の笛をなぜ持っていた?

笛を吹く男性の画像

 

ご存知のとおり、黒死牟は子供の頃から縁壱さんに激しい嫉妬心を抱いていました。

というか、嫉妬心すらとおり越して憎んですらいましたよねw

 

そんな憎むべき対象の縁壱さんの笛を、黒死牟は数百年も持ち続けていました。

あれだけ憎んでいたにも関わらず、最終的には縁壱の笛を持っていたということは、黒死牟のなかでなにかしらの思いがあったはず。

 

ただ、「なぜ笛を持ち続けていたのか」については、作中でもハッキリと語られていません。

まぁ、読み手側で想像してってことなんでしょうねw

 

鬼滅には”正解のない”ことがが多いです。

この笛に関しても、読み手によって捉え方が変わりそうな描写ではありますね。

 

とはいえ、気になる部分ですので、次の項では作中の描写から色々と考えていきます。

 

 

【鬼滅の刃】兄弟の関係から笛を持っていた理由を考察!

作中の描写を踏まえて考えると、黒死牟が笛を持ち続けたのは下記の理由があるからではないでしょうか。

 

  • 黒死牟は縁壱のことが好きだった
  • 本当は嫉妬や憎しみはなかった
  • 笛を持つことで縁壱に近づけると思った

 

ここでは上記について深堀りして解説していきます。

 

黒死牟は縁壱のことが好きだった

まず考えられるのが、

「黒死牟は縁壱さんのことが本当は好きだったのではないか?」

ということです。

 

というのも、黒死牟は縁壱さんを、

  • 「憎い」
  • 「気味が悪い」

といっておきながら、子供の頃から突き放す素振りはみせないし、大人になってからも割と一緒に行動しています。

 

もちろん嫉妬や憎しみは持っていたのでしょうが、それ以上に黒死牟の根底には縁壱さんへの愛情があったようにも感じます。

”赤い月の夜”に縁壱を斬ったときも涙を流していましたし、とても心から憎んでいたとは思えません。(単行本20巻)

 

 

「老いぼれた弟をみて複雑な気持ちになった」

的な描写も、作中ではありました。

やはり肉親として大切な気持ちが黒死牟の中にはあるのでしょうね~。

 

それが「何百年も笛を持ち続けている理由」になっている可能性は少なからずありそうです。

 

ちなみに個人的な意見ですが、黒死牟の憎んでいたのは縁壱さんというよりも、成長できなかった自分自身だったのかもしれませんね~。

 

それを認めたくないがために、長年「縁壱さんへの憎しみ」という感情を使って自我を保っていたのかもしれません。

 

 

縁壱への嫉妬や憎しみは本当はなかった?

実は黒死牟は、

「そもそも縁壱への嫉妬や憎しみは感じていなかった」

とも考えられます。

 

というのも、縁壱さん側の回想では、黒死牟は割と良き兄上だったからです。

 

話のネタになっている笛だって、父親に殴られながらも「助けて欲しい思ったら吹け」という彼の優しさが込められたものです。

 

また、黒死牟が鬼狩りになるときも、縁壱さん側の回想だと「力を貸してくれた」という描写になっていました。

正直黒死牟側の回想とは全然違っていますよね。(単行本21巻)

 

 

それを踏まえると、

「縁壱さんに抱えていた嫉妬や憎しみは実は存在しなかった記憶」

という可能性もゼロではなさそう。

 

あくまで推測、いや妄想に近いですが、黒死牟側の回想は鬼になってから記憶なのかもしれません。

要は「鬼舞辻無惨が作った記憶」ということですね。

 

黒死牟が縁壱さんと兄弟ということは無惨も知っていることでしょう。

 

  • 縁壱さんを憎む対象として記憶を植え付けていた
  • 敵にならないために記憶を操作していた

上記のように「記憶の改ざんをしていた」と考えるのもおもしろいです。

 

で、笛を持ち続けたのは、微かに残った人間時代の優しい記憶がそうさせたのかもしれません。

 

かなり妄想気味ですが、

猗窩座を始めとする鬼に記憶がない ⇨ 黒死牟だけが鮮明に記憶がある

という点が引っかかったため可能性の1つとして挙げました。

 

そういえば新上弦の陸・獪岳も、善逸や育手の師範に恨みを募らせた記憶がありましたよね。

人間時代の恨みや復讐心は利用できるので、消えないようにできているのかもしれません。

 

 

笛を持つことで縁壱に近づけると思った

黒死牟は縁壱さんの強さや人格に憧れを抱いていました。

消滅する間際では「私は縁壱になりたかった」とまでいっていますから、その想いの強さは相当なものです。(単行本20巻)

 

「縁壱さんが笛を持ち続けていた」ことを知った黒死牟。

 

「同じように笛を持ち続ければ縁壱さんの考えに近づける」

という漠然とした考えがあったのかもしれません。

 

そういえば、人間時代の黒死牟は縁壱さんのことをつねづね「気味が悪い」と思っていましたよね。

 

気味が悪いというのは「理解ができていないから」というのはよく聞く話。

黒死牟なりに縁壱の考えを理解したかった可能性はありそうです。

 

憧れの人をモデリングして、相手の思考や行動を自分に落とし込む。

上記のような手法は「ニュービヘイビア・ジェネレーター」といって、現実にあるものです。

 

黒死牟もそれと近い行動をとっていたのかもしれませんね~。

 

【鬼滅の刃】縁壱(えんいち)さんが笛を持ち続けていた理由は?

黒死牟の笛を持っていた理由もはっきりしません。

 

しかし一方で、

「なんで縁壱さんも鬼堕ちした黒死牟の笛を持ち続けていたの?」

という点が気になりますよね~。

 

縁壱さんに関しては、作中の描写をみても「本当に兄上の事を尊敬し、好きだった」ということが伝わります。

それを踏まえると、縁壱さんが笛を持ち続けていたのは、シンプルに兄が好きだったからでしょうね。

 

黒死牟は自分のことを縁壱さんよりも劣っていると思っていました。

しかし縁壱さんにとって黒死牟は「努力家で優しい兄」に写っていたのかもしれません。

 

色んな面で兄よりも秀でていた縁壱さんですが、弟なりに兄に対して強い憧れがあったの可能性はありそう。

 

縁壱さんは家をでるときに、

「この笛を兄上だと思い、日々精進します」

的なセリフをいっていました。(単行本20巻)

 

上記の言葉だけでも、兄への尊敬の念が伝わってきますよね。

兄を想い、言葉どおり日々精進したことで、強く人格的にも素晴らしい人間に成長できたんでしょう。

 

黒死牟は「なんのために生きていたのか?」と自分の人生を”空虚なもの”としていました。

しかし実際には、縁壱さんの強さ、人格形成といった部分にいい影響を与えていたのかもしれません。

 

 

【鬼滅の刃】黒死牟と縁壱が笛を持ち続けていた理由の考察まとめ

「黒死牟が縁壱さんの笛を持っていた理由」は作中でも明かされていません。

 

ただ黒死牟と縁壱さんの兄弟関係の描写を見ると、

  • 黒死牟は縁壱のことが好きだった
  • 本当は嫉妬や憎しみはなかった
  • 笛を持つことで縁壱に近づけると思った

ということが考えられます。

 

あくまで推測の域ですが、これらが笛を持ち続ける理由になっていると考えるのもおもしろいです。

「公式ファンブック」や「外伝」などで真相が明らかになるのを期待したいところですね!

 

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