映画「ライオンキング」の敵役といえば、黒い鬣と目の傷が印象的な”スカー”と”ハイエナ達”です。
スカーはハイエナと以前から知り合いのようで、プライドランドの乗っ取りを一緒に計画するなど仲が良さげ。
王族の1人のスカーですが、なぜプライド・ランドの闇で生きるハイエナたちと仲がいいのでしょうか?
今回はライオンキングの敵役・スカーとハイエナの仲について調べてみました!
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ライオンキングのスカーがハイエナと仲がいい理由
スカーはハイエナの棲み家にシンバを誘導したり、共謀してムファサを亡き者にしたりと、映画の物語が始まったときからハイエナと関係性があります。
ただ、スカーとハイエナの関係性については、映画「ライオンキング」の物語の中で明かされることはありません。
なぜ王族の一員のスカーがはみ出し者のハイエナ達と仲良くなったの?と思う人も多いと思います。
調べてみたら、スカーがハイエナ達と仲が良くなったのは、映画で語られる物語よりもずっと前のことのようです。
公式ではスカーとハイエナ達は青年の時に出会ったとされています。
出会いのキッカケは何だったのでしょうか?
ライオンキングの過去については色々な関係書物があるようで、「これが確定の情報」とするのは難しいようです。
しかし、その中でディズニーが発行した本にスカーとハイエナ達の出会いが書かれていたようです。
ライオンキングのスカーとハイエナの過去の出会い
先程も書いたように、スカーとハイエナ達の出会いは青年時代にさかのぼります。
調べてみたところ、1度会ってすぐに仲良くなったわけでもないようです。
ここでは、スカーがハイエナ達が出会って仲が良くなるまでの過程をまとめています。
ラフィキを助けた時
スカーとハイエナ達の1番最初の出会いは、スカーやムファサ達がラフィキじいさんを助けた時が始まりとなっています。
これだけだと意味がわからないので少し解説しますね!
映画ではプライド・ランドの祈祷師や呪術師という立場のラフィキですが、元々は旅人だったようです。
プライド・ランドで生まれ育ったわけではなかったんですね~。
で、旅をしていたラフィキをハイエナトリオが襲ったそうです。
そのラフィキのピンチに助けに来たのが、ムファサとスカー、そして2匹の父親のアハディです。
これがスカーとハイエナ達の最初の接点となっています。
仲が良くなるのはまだ後の方ですが、最初の接点はラフィキを助けたときだったんですね!
ちなみに、スカーはこの時点ですでに性格がひねくれていたようです^^;
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父親からの疎外の時
ハイエナとの出会いはラフィキを助けた時ですが、お互いどのような性格かも分からないので、ほとんど敵同士みたいなものです。
では、どのように仲良くなったの?って思いますよね。
その理由も絵本に記してあったようです。
どうやら、父親のアハディから疎外感を受けたことがキッカケでハイエナと仲良くなったみたいです。
って、これだけではわからないので、ここも簡単に説明していこうと思いますw
以前は兄のムファサとも仲がよく、その頃はひねくれ者ではなかったスカー。
しかし、先代の王である父アハディが後継者をムファサに選んだことから、スカーの心は孤独に蝕まれていきます。
その後、父アハディは後継者のムファサに王としての振る舞いや考えを教えるようになります。
父親アハディはムファサに熱心に教えるあまりに、ムファサばかりに目が行ってしまたようです。
スカーは王座も継ぐことが出来ない、父親アハディも兄ムファサもかまってくれないということでかなり寂しい思いをしたのでしょうね~。
疎外感を感じたスカーは、徐々に1人で行動するすことが多くなったようです。
そしてその疎外感を紛らわすためにハイエナとつるむようになったようです。
どこかで読んだネットの情報では、スカーが1匹でいるところにハイエナが話しかけたと書いてありました。
ハイエナ達はスカーよりも頭が弱く見下せるので、スカーにとっては付き合いやすかったといったとの内容も書いてありました。
父親からの疎外感や後継者として選ばれなかったことで、スカーは自信を失っていたのかもしれませんね~。
あえて自分よりもレベルが低い連中と群れることで自分を保っていたのかもしれません。
仲がよいというよりも、自己肯定やハイエナ達を利用しようという気持ちのほうが大きかった可能性があります。
これは人間の世界でもありますよね^^;
自分の存在が認められずに、悪い奴らとつるみ始めるというパターン。
冷酷なイメージのスカーですが、過去は辛い体験が彼を悪者へと変えたのかもしれません。
プライド・ランドのためを思ってムファサをひいきしたことが、スカーを闇堕ちさせ、プライド・ランドの混乱を招くなんてアハディは考えても見なかったでしょうね^^;
ライオンキングのスカーの最後
ハイエナと仲良くなったスカーですが、最後の決戦でハイエナに襲われてしまいます。
襲われたという確実な文言はありませんが、岩に写った影を見る限りでは、ハイエナの大群に集団で襲われたのが分かります。
老体でシンバといい勝負をしたスカーではありますが、崖から転げ落ちたダメージに加え、ハイエナの大群に襲われたら流石に生きてはいないでしょう。
「ライオンキング2」でもスカーは過去の人物として取り扱われているので、最後は仲良くなったハイエナに襲われて命を落としたことになります。
父親からの疎外感から仲良くなったハイエナ達ですが、その彼らに襲われて命を落とすとはなんとも皮肉な最後です。
頭がよく、上手く立ち回っていたスカーですが、最後はなんとも惨めな終わり方。
嘘や裏切りを繰り返すと、結局自分にしっぺ返しがくるようです。
ちなみに、同じディズニー映画「美女と野獣」にガストンというディズニーヴィランズ(悪役)が出てきます。
本当はガストンの最後がスカーのようにオオカミに襲われて最後を迎える設定だったようです。
しかし、ガストンは人間なので、オオカミに襲われて命を落とすのは流石にヤバイだろということでボツ。
で、自然に生きる動物同士ならということで、スカーの最後のシーンに使われたようですよ!
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まとめ
スカーとハイエナが関係性を持ったのはムファサが王位を継承する前の話でした。
スカーは過去に疎外感や自身喪失などを経験して自分を保つためにハイエナと一緒にしたのかもしれません。
また利用価値があると考えて、さらにハイエナと仲を深めた可能性がありますね。
ライオンキングのスカーの過去に関してまた新しい情報があれば随時追記していきますのでお楽しみに!
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