ナウシカとアスベルは腐海の底でもマスクなしで過ごすことができていました。
その理由は作中でもナウシカが説明していますが、小難しくてイマイチ理解できませんよね^^;
そこでこの記事では、腐海の底でマスクが要らない理由を整理して書いていきます!
【風の谷のナウシカ】腐海の底(地下)はマスクがなぜ要らない?
ご存知の通り、腐海の森は猛毒となる瘴気を発しているためマスク無しでは生きていけません。
腐海の森ではマスクをしないと「5分で肺が腐る」と言われており、その毒性の強さや怖さがヒシヒシと伝わります。
そんな恐ろしい腐海ですが、なぜ腐海の底ではマスクが必要ないのでしょうか?
作中でもナウシカが説明していますが、改めて整理してみます。
腐海の地下は瘴気が薄い
腐海の底でマスクが要らない理由は「腐海の地下は瘴気が薄い」からです。
猛毒となる瘴気が薄まることで、ナウシカやアスベルマスクなしでも呼吸することが可能。
腐海の上部は猛毒を吐き散らかして問題になっているのに、地下空間にはクリーンな空気が広がっているとはなんとも皮肉な話^^;
腐海の底は清浄な空間になってるっていうナウシカの設定、すごいよね
— すとん。 (@tehumomata3) November 29, 2020
しかし、腐海の毒ってどういう成分なんだろう。肺は5分で腐ってしまうのに目は大丈夫ってことは水溶性ではないのか。大きな分子で溶けないなら重そうだけど腐海の底には清浄な空気が溜まってる空間があるし。不思議。
— koto kotora (@kotokotora) July 2, 2020
しかし、そもそもなぜ瘴気を撒き散らす腐海の森の地下に綺麗な空気があるのでしょうか?
腐海の森は汚染物質の浄化システム
腐海の底にクリーンな空間がある理由は、
「腐海の森が大地の汚染物質を取り除く作用がある」からなんです。
ナウシカの腐海、あれは地球浄化システムっすよ
— もりと (@morito_almi) February 28, 2020
腐海が実は浄化システムっていうのが衝撃だった
— 酒LANマシーロフ (@donpachi_matrix) January 5, 2019
原作漫画で明かされている設定ですが、腐海の森は人工的に作られた浄化システム。
「大地の汚れを腐海の森が吸収し、吸収した場所から石化していく」
という働きがあるからこそ、大地に接する腐海の地下に空洞ができ、その場所の空気が澄(す)んでいたんでしょうね。
ちなみに、腐海の森に棲む蟲も人工的に作られたもの。
浄化システム(腐海の森)を守ったり、森を拡大させるように作られているとのこと。
腐海の森に危害を与えるものを排除したり、命尽きた王蟲から新たな腐海の森が発生するのも、このような原作の設定があるからだったんです。
関連:王蟲(オーム)のモデルはモスラ?元ネタ・モチーフ説の生き物まとめ!
【風の谷のナウシカ】人造人間が腐海の地下で呼吸ができる理由
原作漫画の設定では、腐海の森や蟲だけではなく、ナウシカたち人間も旧人類が作った人造人間なんです。
その人造人間たちは空気に多少の毒がないと生きられないように作られてリ、完全に浄化された空気の中では生存できません^^;
で、そこで生まれるのが「ではなぜ浄化された腐海の底で呼吸ができたの?」という疑問。
これに関しては明確に説明はされていませんが、作中の描写からなんとなく呼吸できる理由が推測できます。
完全に浄化されていない
作中の描写からも分かる通り、ナウシカとアスベルが入った腐海の森は大地浄化の真っ最中。
要は完全に浄化させておらず、瘴気がまだ残っている状態なんですよね。
完全に浄化された空間ではナウシカたち人造人間は生きてはいけませんが、清浄されきっていない空間であれば当然ながら生存は可能です。
人造人間たちは「ある程度毒がないと生存できない」と書きましたが、腐海の底はまさしく多少毒が残る空間あったのでしょうね。
「瘴気」と「清浄な空気」のブレンド空間
また腐海の底と瘴気を発する腐海の上部は、所々空いている穴で繋がっていました。
そのため猛毒の瘴気と浄化された清浄な空気がブレンドされ、人造人間にとってはまさに過ごしやすい空間になった可能性はありそう。
その証拠にアニメ映画のラストでは、風の谷で栽培されている「チコの実」らしき苗の発芽しています。
あので「腐海の底が風の谷に近い環境」というのが確認できます
アニメ映画のこういった描写からも、腐海の底で呼吸ができる理由が見え隠れしていますね^^
【風の谷のナウシカ】腐海の底(地下)で息ができる理由まとめ
ナウシカやアスベルが腐海の底(地下)で呼吸ができるのは猛毒の瘴気が薄いのが理由。
それは腐海の森全体が大地の浄化システムとしての役割を持っているためで、「大地に接する地下から綺麗になっているから」と考えられます。
ただ多少の毒がないとナウシカたち人造人間は生きていけません。
おそらく腐海の森が浄化途中だったことや腐海上部と空間が繋がっていたことで、ナウシカ達にとって過ごしやすい空間になっていたんでしょうね!
ちなみに、「腐海の瘴気が酸素だからナウシカにとっては毒」という説も出ているとのこと。
その点についてもまとめていますのでぜひそちらもお楽しみください^^
関連:【ナウシカ】腐海の瘴気は酸素?猛毒で肺が腐る理由を解説
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コメント
そもそも
腐海=浄化システムなら
瘴気=奇麗な空気 ではないの?
奇麗な空気=ナウシカ達には毒
つまり腐海の底は汚い世界
瘴気=奇麗な空気がない、これから浄化する
腐海の底の元々あった大地や空気の毒を腐海の植物は吸い込み 浄化した空気を出している(旧人類目線)
腐海の底の元々あった住み良い空気や土を、腐海が吸い込み瘴気を拡散している(新人類目線)
旅人さんコメントありがとうございます^^
>そもそも
>腐海=浄化システムなら
>瘴気=奇麗な空気 ではないの?
腐海は”大地”の浄化システムです。
大地を浄化するためのもので空気をキレイにするシステムではありません。
浄化された部分から結晶化されていき、それが砕けて大地に還っていく。
上記を繰り返すことで、ゆっくりと大地を浄化していく流れですね。
ですので、腐海の底は浄化中のキレイな世界となります。
いや、浄化中なので”半キレイ”といったところでしょうか。
周辺の大地を無毒化したら、その場所にあった腐海も役目を終えて朽ちていきます。
で、大地の有害物質を無毒化する過程で、絶対に発生してしまうのが猛毒となる瘴気です。
大地の毒を発散しているのではなく、「浄化する過程で出されてしまうもの」ですね。
その瘴気は旧人類、新人類にも猛毒です。
とくに旧人類には強力すぎる毒で、腐海が瘴気を出し続ける限りこの世界で生きていくのは不可能。
そこで毒に耐性があるナウシカたちのような新人類を作り、自分たちは長い眠りについたわけです。
逆に新人類は毒に耐性があるので、薄いマスクだけで腐海への出入りが可能です。
ただ、毒耐性があってもマスクなしでは肺が腐るので、それだけ毒性が強いってことですね。
また新人類は「本当にキレイな空気」でも生きてはいけません。
本当にキレイな空気を吸うと、血ヘドを吐いて命を落とします。
「瘴気=キレイな空気」と解釈されがちですが実は全くの別物。
先ほども書いたとおり、「瘴気は大地を浄化する過程ででてくるもの」なので一緒にしてはいけません。
これらが別物ということは新人類の体に与える症状の違いからも確認できますよね。
・猛毒の瘴気⇨肺が腐る
・キレイな空気⇨血ヘドをはいて絶命
まぁ新人類からすれば、どちらも猛毒には変わりがありませんねw
大地の浄化が全て完了すれば腐海も瘴気を出さなくなり、空気もキレイになっていきます。
空気が完全にキレイになったとき新人類は絶滅し、代わりに旧人類が復活するのが最終的なゴールです。
ざっくりと説明するつもりが長々と書いてしまいましたw
腐海の浄化については頭がこんがらがりますが上記のような感じですね。
参考になれば幸いです。