超実写版ライオンキングが2019年8月9日から公開になりました!
名作の1つとも言われる作品の実写化ですが、”吹き替えと字幕のどちらで鑑賞するのが良いのか”迷いますよね。
そこで今回はライオンキングの吹き替えと字幕の良い点や悪い点、その比較などの感想を書いていきます!
ライオンキング実写は吹き替えと字幕おすすめはどっち?
2019年8月9日から公開ということで、その日のうちに吹き替えと字幕をはしごして観てきました。
吹き替えと字幕を比較せずに言えば、超実写版と言われるライオンキングの映像美は圧巻でした。
「これ本当に全部CGなの?嘘でしょ?」と本気で思うほどのリアル感で、映画で観る価値のある作品だと思いました。
正直な話、実写版ライオンキングは吹き替えでも字幕でも楽しめる事は間違いありません。
しかし、個人的な感想や評価を込めるなら”実写版のライオンキングは字幕で観るのがおすすめ”です。
理由はやはり本場アメリカの声優さんや歌手の作品を映画で体感できるからです。
ましてや今回は”シンバ役にドナルド・グローヴァー”と”ナラ役にビヨンセ”を迎えていますから、それだけでも字幕で鑑賞する価値があります。
世界トップクラスの歌声をライオンキングの映像美とともに観たときは鳥肌モノでしたw
洋楽に抵抗がない方であれば吹き替えよりも字幕の方が楽しめるのではないかと思いますよ!
吹き替えと字幕の比較
字幕がおすすめとは言いましたが、吹き替えも良かった点は沢山ありました。
吹き替えキャストが発表されたときは、ライオンキングファンは絶望の底に叩き落された感じでしたが、実際作品を観たら全然良かったです。
ハードルが下がっていた分、余計に「え?吹き替えも全然いいじゃん」と思ったのが正直なところではありますがw
吹き替えも字幕も、実際”良い点”も”悪い点”も実際ありました。
ここでは良い点と悪い点を絞り出して比較していきたいと思います。
吹き替え版の良かったところ
まずは吹き替えの良かったところからご紹介していきます。
実写版ライオンキングの吹き替えで良かったと思った点は以下の通りです。
声優キャストの歌が思ったよりも良かった
なんと言ってもこれですねw
僕も正直吹き替えのキャスト発表で絶望した側の人間ではありますが、実際に観てみると思っていたよりも悪くありません。
上から目線で大変申し訳無いんですが、あまり期待していなかったのが本当のところです。
吹き替えを観てみて絶望的に酷かったら、ライオンキングファンの1人としてボロクソ酷評しようかと思っていましたw
しかし、当日吹き替えで観てみると普通に楽しめるし、声優の皆さんの歌も非常に上手くてびっくりしました。
ヤングシンバとナラの「王様になるのが待ちきれない」やティモンとプンバァの「ハクナマタタ」、大人シンバとナラの「愛を感じて」など、想像を超える歌唱力でとても楽しめました。
極上の映像美をしっかり楽しめる
吹き替え作品は字幕を目で追う必要がないので、作品にしっかり集中できます。
ライオンキングはとくに映像がきれいなので、字幕のない吹き替えで作品に集中できるのは良いポイントです。
作品に集中することで、今作の映像美を堪能できるのは吹き替えだからできることです。
まぁ、英語を聞き取れれば1番良いんでしょうがw、僕には無理なので吹き替えのこの部分は良かったと思います。
吹き替えのムファサ・ティモン・プンバァが超いい!
吹き替えキャストでとても良かったのが、ムファサ・ティモン・プンバァです。
・ムファサはアニメ版からの続投の大和田伸也さん
・ティモンはお笑い芸人の亜生さん(ミキ)
・プンバァは俳優の佐藤二朗さん
というメンツです。
ムファサはあのアニメのムファサそのもので、声を聞いただけでなぜか泣きそうになりましたw
ティモンとプンバァはほとんど期待していなかったんですが、この吹き替えが本当に良くてびっくりしました!
アニメのティモンとプンバァに寄せつつも、2人の個性をちょっと織り込んだ吹き替えはライオンキングファンも納得だと思います。
とくにお笑い芸人の亜生さんが今作のダークホースと言っても過言ではないくらい歌もセリフも素晴らしかったです。
個人的なおすすめは字幕ではありますが、この3人の吹き替えはぜひとも観てほしいと思います。
吹き替え版の悪かったところ
今度は吹き替えの悪い点を挙げていきます。
個人的に吹き替え版であまり良くないと思った点は以下の通りです。
たまに棒読みになる
吹き替えのキャストにプロの声優さんを使っていないことが原因なのか、セリフたまに棒読みになることがあります。
ムファサやティモンやプンバァ、ザズーなどは問題なかったんですが、ほかのキャラクターが棒読みになるのが目立った気がします。
吹き替えは映像集中はできるんですが、セリフを棒読みされると一気に現実に引き戻されてしまいます。
動物の動きに合わせるので大変なのは分かりますが、もう少し感情豊かにセリフを表現してほしかったのが正直なところです。
キャラクターの感情と声のテンションがおかしい
セリフの棒読みとちょっと繋がるところですが、吹き替えでは”キャラクターの感情と声のテンションがおかしい”ときが多々あります。
静かに喋りそうな場面でちょっと声を張っていたり、怒っている場面で声に怒りがこもっていなかったりなど不自然な箇所が多い印象でした。
「そこそんなテンションで言わないよね?」というのが見えると、棒読み同様に現実世界に引き戻されてしまいます。
スカーがアニメと別物
ライオンキングと言えばスカーは外せないキャラクターで、実はファンも多いです。
アニメでのスカーは、卑怯感と狡猾さが満載で謎の色気がありました。
しかし、今作のスカーは恐怖感がおかしなくらい増しており、怖い意外に言葉がみつかりません^^;
物語の初回からシンバを始末してしまうんではないかとソワソワしてしまいましたよw
スカーの吹き替えは江口洋介さんが担当していますが、恐らくスカーに対する解釈がアニメの声優さんと違ったのでしょうね~。
アニメ版のスカーを想像している人は吹き替えの”スカーは別物”と思って観たほうが良さそうです。
逆にこのスカーを好きな人もいるかもしれませんが、個人的には悪い点にさせてもらいました。
関連:ライオンキング・スカーの色気が魅力的でかっこいい?悪役なのに人気の理由
字幕版の良かったところ
今度は字幕版のライオンキングについて書いていきたいと思います。
字幕でもライオンキングの良かった点は以下の通りです。
世界トップクラスの歌声を堪能できる
まずはこれが大前提ですね!
上述したように、ライオンキングの字幕では世界的に活躍する歌手や声優の歌声が映像美と共に堪能できます。
吹き替えキャストの歌ももちろん良かったんですが、やはり世界で活躍する歌声はひと味もふた味も違います。
世界で活躍する歌声と世界トップの映像がコラボすることで細胞が震えるのが分かります。
とくに大人シンバとナラの「愛を感じて」やスカーの「準備をしておけ」などさすがの一言。
ライオンキングの字幕版の醍醐味とも言えるのはやはりこのポイントでしょう。
キャラクターの感情と声のテンションがマッチしている
字幕ではキャラクターの感情と声のテンションがマッチしており、観ていて違和感が全然ありません。
テンションがマッチしていない吹き替えを先に鑑賞したので、なおさら感じたポイントでもありますw
キャラクターの心情に沿った声量や声の出し方は、観ている人をさらに物語の中へといざないます。
ドナルド・グローヴァーもビヨンセもプロの声優ではありませんが、2人とも声の出し方が上手かったのも印象的でした。
スカーの喋り方がしっくりしている
江口洋介さんのスカーはかなり恐怖感が強かったですが、字幕のスカーはアニメのスカーに近かったです。
「スカーの声の印象が違うだけでここまで違くなるの?」と本当にびっくりしましたね~。
スカーは物語の中でも重要なキャラクターなので、スカーの印象が違うだけで別の物語を観ているような気にもなりました。
同じ場面でも、受け手への伝わり方がここまで変わるのは衝撃だったので、正直観比べてほしいくらいです。
映画のはしごはちょっとお高いので、DVDがでたらぜひ観比べてみてください!
吹き替え版と言葉のニュアンスが違う
吹き替えと字幕ではセリフのニュアンスが違いました。
吹き替えでは「???」となったセリフもありましたが、字幕を観て「ぁあ、そうゆうことね」と納得した点が数カ所ありました。
字幕のほうがキャラクターのセリフ的にしっくりきていたので、これは字幕の良い点かと思います。
とくにそこまで気になる比較対象ではありませんが、観比べるとやはり字幕の方が良いですね!
字幕版の悪かったところ
今度は字幕版の悪かったとこについて書いていきます。
悪かったポイントというか、まぁ字幕映画のあるあるって感じですw
字幕を追って映像がしっかり見れないときがある
実写版のライオンキングはほぼフルCGと言うことで物凄い映像がキレイです。
ゆっくりその映像美を堪能できれば極上のエンタメ映画です。
しかし、字幕だとどうしても目で字を追わないといけません。
せっかくの美しいくて迫力ある映像に全神経を集中できないのはやはり課題かな~って感じます。
映像をしっかり楽しみたい人はやはり吹き替えの方が良いのかもしれませんね。
字幕版は上映回数が少ない
ライオンキングの字幕版で気になったのが”上映回数がめちゃくちゃ少ない”ということです。
僕の近所の映画館でも初日から字幕の上映回数が2回だけとありえないくらい少ないです。
ツイッターを見ていたら、どうやら字幕自体が上映されていない映画館も多いようです。
字幕を観たい人にとって選択肢がないのはかなりの仕打ちですよね~。
徐々に減らしていくなら話が分かりますが、最初から少ない、または上映されていないというのは謎すぎます。
吹き替えで観てもらわないといけない事情があるんでしょうか?
映画の内容ではありませんが気になった点でした。
超実写版ライオンキングの感想や評価
超実写版ライオンキングは吹き替えにも字幕にも良い点と悪い点があります。
僕のおすすめは字幕ではありますが、両方観た僕から言わせたら「どっちも楽しめるよ!」というのが最終的な感想です。
吹き替え版はキャラクターやセリフなど解釈の違いはありますが、それも”新しいライオンキング”だと思うこともできます。
ツイッターでも「吹き替えで楽しめた!」と映画を評価する人は多いので、皆さん楽しめる映画であることは間違いありません。
ライオンキングみてきた
ハラハラする展開もありめちゃおもしろかった
とりあえずシンバかわいい— れんれん (@renzu_0621) August 10, 2019
ライオンキング最近見た映画の中で1番良かった!!吹き替え見たんやけど、佐藤二朗さん最高すぎるからwww
— なつめ@BF沼 (@natsume_black) August 10, 2019
ライオンキング鑑賞してきました。
・ライオンキングを注文したらちゃんとライオンキングが出てきた安定感。
・吹き替えのプンバァとティモンがハマりすぎてずっと観てられる。
・音楽名曲揃い
・実写と見間違うCG技術凄すぎ
・やはり佐藤二朗— yseminar@○剣伝説委託販売中 (@torecoma_ysemi) August 10, 2019
ライオンキングは吹き替えで見たけど、歌詞がアニメと一緒でぶわぁあああーーー!ってなった
子シンバ役の熊谷くん、歌が本当に上手くてリメンバーミーのミゲルレベル。
あと大和田伸也ムファサの安心感— ちか@一寸女盛り (@perfem) August 10, 2019
吹き替えではティモンとプンバァがとくに面白いので、笑いたい方には吹き替えが良いかもしれません。
しかし、吹き替えは引っかかる点もありますから、真剣に映画を鑑賞したい人は字幕の方が間違いありません。
1番は僕みたいに2回観ると良いんでしょうが、皆さんそこまで暇じゃないですもんねw
ただ、声優さんや歌声だけで作品の印象がガラリと変わりますので、時間とお金に余裕がある方は吹き替えと字幕の両方を楽しむのが1番のおすすめです!
まとめ
超実写版ライオンキングは個人的には字幕がおすすめです。
理由は字幕の方が歌が素晴らしいと思ったことや、字幕版の方がセリフやキャラクターの解釈が合っていたからです。
吹き替えは引っかかる部分もありましたが、ティモンとプンバァのアドリブなど笑えるシーンも多く楽しることも事実です。
吹き替えのキャストがひどいと言われていたから、正直ハードルも下がっていたのかもしれません^^;
個人的には映像をしっかり観たい、実写のムファサを感じたい、ティモンとプンバァで笑いたいという人は吹き替え。
映画全体のクオリティを求めるなら字幕って感じでしょうか。
上述した良い点と悪い点をぜひ参考にして、超実写版と言われるライオンキングの鑑賞に役立ててください!
関連:ライオンキング実写版吹き替えの声優が最悪?キャスト俳優の評判は?
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