志々雄真実(ししおまこと)は剣心との戦いの途中に体が発火しました。
作中では「異常なまでの高熱により、体の脂とリンが燃えた」といわれていわれています。
しかし筆者のように「イマイチ意味がわからん…」と感じた人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、志々雄真実が燃えた理由について改めてまとめていきます。
【るろうに剣心】志々雄真実(ししおまこと)はなぜ燃えた?
急に発火した志々雄真実ですが、燃えるキッカケはしっかりとあります。
作中で触れられている部分ですが、改めて振り返っていきます。
火傷で熱が逃げない体だった
志々雄真実は全身にひどい火傷を負っており、発汗しての体温調節ができません。
そのため動けば動くほど体に熱がこもっていき、体温が上昇していきます。
そのため、戦闘できる制限時間は15分とされ、それ以上は体に危険が及ぶといわれていました。
制限を超えてしまったことで、血も蒸発するほど異常な体温となったようです。
剣心たちとの戦いが発火の引き金
その体温を上げるキッカケになったのが、剣心や四乃森蒼紫、斎藤一といった強敵との戦いです。
これだけの手練を一気に相手にしているのですから、体温が上がらないわけがありません。
それに加えて、限界を超えて動き続けたことで、自身の体が発火することになります。
ちなみに、人間の体は70%が水分といわれており、通常では燃えることはありえないのだとか。
体温が常軌を逸した高温となり、体内の水分も蒸発するほどだったのでしょうか。
リンと脂が燃える原因になった
発火した場合でも、「なぜあんなに燃え上がったわけ?」と感じますよね。
おそらくこの発火した段階になって「異常なまでの高熱により、体の脂とリンが燃えた」という部分につながるのではないでしょうか?
体の水分は蒸発した状態で発火して、体の脂とリンを燃料に一気に燃え上がったとも考えられます。
【るろうに剣心】人体発火現象が起こった原因
「そもそも人間が燃えるのなんてあり得るのだろうか?」
上記のように考えたのは筆者だけではないはず。
で、調べたところ、人体発火現象は理論的には実際に起こる可能性があるらしいです。
かなり恐ろしいですが、人体が自然発火する可能性を簡単にまとめました。
人体ろうそく化現象
その名のとおり、人体がろうそくのようになる現象です。
ろうそくは芯に火をつけると、周りの溶けたロウを吸い上げて燃えます。
これが人体でも起こりうるのだとか。
衣服などが芯の役割を果たし、その熱で人体の脂が溶け出してさらに燃える。
これが人体発火の1つといわれています。
人体の元素・リンの発火現象
体内に含まれる「リン(元素記号はP)」が発火するケースもあるようですね。
志々雄真実も「リンが発火の原因」といわれていましたよね。
リンには「黄リン」と「赤リン」があり、どちらも自然発火する物質。
特徴 | 発火点 | |
---|---|---|
黄リン | 空気に触れると自然発火 | 35℃ |
赤リン | 安定な物質でマッチ箱にも使用 | 260℃ |
体内の物質が自然発火する可能性があるのは恐ろしい…。
しかし、実際に燃えたことが確認されたわけではないので、あくまで可能性の話のようですね。
【るろうに剣心】志々雄真実(ししおまこと)の体温はどのくらい上がった?
実際の人体発火の可能性も踏まえると、作中の「脂とリンが燃えた」という点につながってきますよね。
ただ、リンの発火点は黄リンが30℃、赤リンが260℃といわれています。
黄リンだと低すぎますし、赤リンだと体温としてはまともではありません。(そもそも志々雄真実がまともではないが)
志々雄真実の体温は260℃以上だった?
ネット上の記事の中には、「赤リンの発火点となる260℃まで達していたのは?」と書かれている記事もあります。
しかしながら、さすがに体温が260℃というのは人としてどうなの?って感じですよねw
たしかに体温は上がっていたのでしょうが、そこまでの高温はさすがに考えづらい。
彼の体温とそれに伴った発火理由があったのではないでしょうか?
体内の血が蒸発する100℃ほどだったのでは?
作中では、志々雄真実の血が蒸発するシーンがありました。
体内の血や水分が蒸発したことで、「黄リンが自然発火した」とも考えられますよね。
普段黄リンは水中で保存されているので発火はしませんが、水分がなくなり空気に触れるとたった30℃で自然発火します。
それを踏まえると、志々雄真実の体温は、体内の水分が蒸発する100℃程度まで上昇したのかもしれません。
「体温が260℃以上」よりも、100℃ほどだったほうが現実味はありますよね。
【るろうに剣心】最後に志々雄真実が炎に包まれた理由まとめ
志々雄真実は自然発火しましたが、体温の急上昇が原因となっています。
作中でいわれているように、脂やリンが燃えての発火だとすれば、体内の水分が蒸発したことで黄リンが反応した可能性も考えられます。
仮にそうだった場合、志々雄真実の体温は血が蒸発する100℃超えだったのかもしれません。
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