映画「ライオンキング」に出てくる”象の墓場”。
敵役のハイエナ達の棲み家として登場しますが、骨だらけだし暗いしとても怖いところです^^;
陰気臭いハイエナ達にはピッタリの棲み家ですが、この象の墓場って実際に存在するのでしょうか?
今回はライオンキングに登場する象の墓場について調べてみました!
ライオンキング・象の墓場という場所は本当にある?
”象の墓場”は象が生涯を終える最後に行き着く場所と言われています。
象は自分の亡骸をほかの象に見せないために、その場所に行ってひっそり息を引き取ると噂されています。
象の亡骸を見たという人がほとんどいないために、サバンナのどこかに象の墓場があると言われているようです。
たしかにサバンナに象の巨体が横たわっていたら目立ちそうですが、目撃する人がほとんどいないという事は何かしらの理由がありそうです。
やはり象の墓場が存在しているということなのでしょうか?
象の墓場はなかった!密猟者たちのデマ?
しかし、調べてみたらどうやら”象の墓場というのは存在しない”ようです。
ライオンキングに出てくるような象の場所はないということになりますね。
ではどこで人生の最後を迎えるの?と疑問が出てきますが、実は普通に草原で生涯を終えるみたいです。
そもそもこの象の墓場があるという噂は、密猟者が流したデマではないかとも言われているようです。
密猟者が捕まったときに「象の墓場があってそこから象牙をもってきた」という言い訳が、”象の墓場説を作った”と言われています。
象牙の密猟はかなり深刻な問題のようなので、このような言い訳で許してはいけないのですが、よくもまぁこんな嘘が口から出てきますねw
そのデマ情報がディズニー映画に使われているというのも凄いですねw
まぁ、”象の墓場”という響きは自然界の神秘をイメージさせますので、「ライオンキング」にはピッタリな感じはします。
子供のシンバとナラが興味を持つのも分かるような気がします。
ちなみ、象の墓場はないのですが、象はお葬式らしきことをすると言われています。
命が尽きた象のところに行って、鼻で撫でたり、砂や枝を亡骸の上においたりするようです。
象は知能が高いと言われているので、悲しみやお別れを表現しているとも言われています。
ネット記事で見たのですが、何らかの理由で命を落とした小象を母親象が担いで移動しているというものがありました。
象が悲しみという複雑な感情をしっかりと感じている動物なのが伝わります。
過酷なサバンナではどの動物もすぐに骨になる
上の方で”サバンナで象の亡骸を目撃する人がほとんどいない”と書きましたが、実はこれにも理由がありました。
その理由は、サバンナの掃除屋と呼ばれるハゲタカやハイエナ、微生物などの小さな生物達によってほんの数日で骨だけにされるからです。
ハイエナに至っては骨までも食べてしまうことが多いようです^^;
象の亡骸が人の目につくことが少ないのはこのようなことが理由のようですね~。
ただ、これは象に限ったことではなく、サバンナではほかの動物の亡骸も同じような過程を通るそうです。
そうやってサバンナの食物連鎖が続いているんですね。
まさにサークル・オブ・ライフ!
ハイエナが棲むというのは嘘だった
象の墓場がないとなるとライオンキングのようにハイエナ達が棲む場所はないということになります。
調べてみたらハイエナは地面に穴を掘って生活しているようです。
ツチブタなどほかの動物が掘った巣穴をハイエナ流に広げてアレンジするそうで、子育てなどもその巣穴でやるそうです。
ライオンキングのイメージが強すぎて、「ハイエナ=陰気臭い場所に棲んでる」かと思いきや案外普通な感じですw
映画「ライオンキング」によって悪者のイメージが強いハイエナですが、実物は映画に出てくるハイエナとギャップがあるようです。
まとめ
映画「ライオンキング」で登場する象の墓場ですが、実際には存在していなく、密猟者の言い訳によるデマのようです。
象の亡骸が人目につかないのは食物連鎖によって数日でほとんどが無くなるのが理由です。
映画では象の墓場を棲み家にするハイエナたちですが、実際は掘った巣穴で生活しているのも以外でしたね!
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